上沼恵美子が告白 緒形拳さんに〝ブチギレ説教〟の過去「番組ナメてません?」
タレントの上沼恵美子が16日、「上沼恵美子のこころ晴天」(ABCラジオ)に出演し、2008年に亡くなった俳優・緒形拳さんにキレたエピソードを明かした。 上沼は1994年から2001年まで名古屋・中京テレビのバラエティー番組「P.S.愛してる!」に高田純次らとともに出演。視聴率20%を誇る人気番組で、そこに映画の宣伝のために緒方さんがゲストとしてやって来た。 上沼が抱いた緒方さんの第一印象は「嫌で嫌で、この人はやりにくそうやなっと思って」。実際にVTR終了後にコメントを求めても「カレーライス」とか「名古屋城」とかマジメに答えなかったという。高田は固まって何も言わず「セメントの塊みたいになってるやん」とのことだった。 「キレんので有名やんか、若かったしさ」と認める上沼は、3回目のVTR後にガマンできなくなり、ついに緒方さんに説教を始めたというから驚きだ。 「緒形さん、すいませんけどね、番組ナメてません? この番組、悪いんですけどね。緒形拳さんに入っていただかなくても高視聴率誇ってる番組です」「それは見てる方、感じ悪いですよ。私も感じ悪い思ってますけども。見てる方、ものすごい緒形拳さん嫌いになってますよって」とまくし立てた。 さらに「映画の宣伝で来られたんかも知れませんけどね。大物やから番組の冒頭から入ってもらってるけど、こんな態度やと思ってないから計算違いで驚きましたわ」と追撃した。 黙って聞いていたという緒形さんは怒ることなく「おもしろいね、君は」と言い、さらに「娘が1人いてるんだけど…」と身の上話までした。その時、上沼が見回すと、トバッチリを受けることを恐れた全員のスタッフがスタジオから〝避難〟していたという。 上沼は「ちょっと言いすぎたかも分かんないけど、それでも(緒形さんは)いい調子で帰って行った。大物って、やりにくいな。こっちは『なんや!』って思ってんのに『おもしろい子だね』と言うて」と振り返った。 これがキッカケとなり、緒方さんが大阪を訪れた時は上沼の番組に出演するようになったという。
東スポWEB