1人暮らしで生活費は「月20万円」ですが、老後は年金だけだと厳しいですか? 住居は「賃貸」ですし、できるだけ働き続けるべきでしょうか…?
月20万円の収入を確保するには?
老後も月20万円で生活していくには、労働収入を増やしたり生活費を抑えたりする必要があります。 前述のとおり、国民年金と厚生年金の月額平均給付額は14万4982円です。もしパートやアルバイトで収入を増やすのであれば、月5万円以上は稼ぎたいところです。 生活費を抑えるのであれば、通信費や家賃といった固定費を見直しましょう。特に通信費は比較的削減しやすく、負担が減るのを実感しやすいです。 スマホを持っているなら固定電話の契約を解除したり、スマホの料金プランを見直したりすれば、料金が大きく下がる可能性があります。格安SIMなどスマホキャリアの乗り換えも検討しましょう。
老後も「月20万円」受け取るには工夫が必要
公的年金だけで月20万円を受け取るには、高額な給料を毎月受け取らなければなりません。現役時代から貯蓄や個人年金といった老後の資産づくりをするなどの工夫が必要です。 また、生活費を抑える努力もしてみましょう。毎月かかる固定費を見直すだけで、月に数万円のお金を違う使い道にまわせます。リタイア前から生活費の抑制や貯蓄づくりに励み、万全の体制で老後の生活を迎えましょう。 出典 総務省統計局 家計調査報告 〔家計収支編〕2023年(令和5年)平均結果の概要 日本年金機構 日本年金機構の主要統計(令和4年度版) 国税庁 令和4年度分民間給与実態統計調査 執筆者:石上ユウキ FP2級、AFP
ファイナンシャルフィールド編集部