【シンガポール】ファンコミュニケーションズ、越境EC始動
アフィリエイト(成果報酬型)広告仲介を手がけるファンコミュニケーションズ(東京都渋谷区)は28日、日本製品に特化したシンガポール市場向けの越境電子商取引(EC)プラットフォーム「imoco(イモコ)」を正式に立ち上げたと発表した。現地で日本製品の需要が高まっていることに対応する。 イモコは商品の出品、輸出入手続き、現地配送までを一元管理できるシステムを備える。テスト運用を経て、今回の正式立ち上げを機に「現地市場に最適化したマーケティング戦略の提供」「シンガポール市場への円滑な出品」「現地消費者に確実に届けるシームレスな物流システム」の3つの機能・サービスを提供していく。 交流サイト(SNS)マーケティング、広告運用、検索エンジン最適化(SEO)対策をはじめとする各種マーケティングサービスも展開。日本企業がシンガポール市場で販路開拓できるよう後押しする。 ファンコミュニケーションズによると、シンガポールは東南アジアの中でも特に購買力が高く品質に厳しい目を持つ消費者が多いといわれており、信頼性の高さから日本製品の需要が高い。同社は、日本企業が同国市場に参入し継続的に成長できるよう、イモコを通じて支援する。東南アジア全域での展開も目指す。 ファンコミュニケーションズは東証プライム上場企業。アフィリエイトサービス「A8.net」などのEC支援サービスを展開している。