19年ぶり乳牛みんな集めて“美人”競う 南房総朝夷地区 25頭が郡市大会に進出(千葉県)
乳牛の“美人”ぶりを審査する、第43回朝夷地区ホルスタイン共進会が4日、南房総市の安房拓心高校で開かれた。今回は、19年ぶりに出品牛を一堂に集める形で開かれた。農家9人と安房拓心高校から29頭が出品され、骨格や乳器の状態などを競った。 酪農の安定的な発展を目的とする大会で、朝夷地区ホルスタイン共進会が主催。乳牛が健康で長持ちするために必要な、体形の改良度合いを比較する。 同市では、6町1村の合併後は審査員が各牛舎を巡回する形式で行ってきた。だが、来年度開催される5年に1度の全国大会「全日本ホルスタイン共進会」に向けて、本来の形で開催しようと、合併後初めて、一つの会場に牛を集めて開催した。 未経産、経産牛を生後月齢で分けた計10部門で審査。貿易商社の野澤組(本社・東京)畜産部のジェネティックコンサルタント、粂咲良さんが審査員を務めた。 未経産の部のグランドチャンピオンは、安房拓心高校の「タクシン SCクラシック フォーゲル ET」。経産の部では、合同会社ファームイケダの「スリーフィールド ヨダー アバ」がグランドチャンピオンに輝いた。 各部で優秀な成績を収めた25頭が、19日に館山市のJA安房本店で開催される安房郡市乳牛共進会に出品される。 各部の優等賞(1席)受賞者は次のとおり。=敬称略 ▽1部=合同会社ファームイケダ ▽2部=県立安房拓心高校 ▽3部=合同会社ファームイケダ ▽4部=石井智規 ▽5部=合同会社ファームイケダ ▽6部=県立安房拓心高校 ▽7部=猪野凌矢 ▽8部=水野圭一 ▽9部=合同会社ファームイケダ ▽10部=県立安房拓心高校