Koki,と本木雅弘が“娘と父”を演じたアイスランドの監督作品『TOUCH/タッチ』日本公開に向けて予告編解禁
■コルマウクル監督「良いケミストリーが生まれた」
撮影地・日本での公開に向けてコルマウクル監督は「この映画はアイスランドやアメリカをはじめ、多くの国々で上映され、高い評価をいただいています。本作のテーマ性や素晴らしいキャストの観点からも、この映画が日本のみなさまに受け入れられていただければとてもうれしいです」とメッセージを寄せた。 撮影当時の事を振り返り「日本の俳優たちとの仕事は、とても素晴らしいものでした。本木雅弘さんはとてもプロフェッショナルな俳優で、演技に対しても細かく、やりたいことについても正確で、一緒に仕事ができてうれしく思いました。Koki,さんも、とてもオープンで温かく、プロフェッショナルで、いつも入念に準備して臨み、私がリードする演出を信頼してくれ、撮影でのプロセスがとても楽しかったです。パルミ(青年時代のクリストファー)と素晴らしい関係を築き、映画に良いケミストリーが生まれました」と語っている。 ■Koki,(ミコ役)のコメント 映画『TOUCH/タッチ』 は私にとって、宝物のような大切な映画です。家族のように温かく、情熱的でプロフェッショナルなチームの皆様と、一緒に撮影をさせていただけたことを心から感謝しています。撮影期間中、数えきれないほど、たくさんの事を学ばせていただき、一人の人間としても、私を成長させてくださり、「物語を伝える」、そして「演じる事」の魅力を、改めて実感する事ができました。 私が演じたミコは心に深く大きな傷を負っていてそれを隠すように生き、自分の過去を忘れたくて新しい文化に溶け込もうとしていました。ミコの父は娘を守りたい一心で彼女に厳しく、親子の間には徐々に距離が生まれていました。愛に興味と憧れを強く抱いていた彼女は、クリストファーに出会い、やっとありのままの自分を受け入れることができるようになり、彼の前では嘘偽り無い自分でいられる、そんな本当の愛を知ります。ミコの明るい笑顔の裏には傷ついた心があるため、ミステリアスな一面を意識して、強さと裏腹にとても繊細な心のバランスを考えながら役に取り組み演じさせていただきました。 映画『TOUCH/タッチ』という物語は心に残るような素晴らしいメッセージがたくさん込められている作品だと思います。日本の映画館でも公開することが決定してとてもうれしいです。ぜひ多くの方々に観ていただきたいです。 ■本木雅弘(高橋役)のコメント 素晴らしいスタジオを有したアイスランドでの撮影は貴重な体験でした。役者でもあるバルタザール監督は的確かつ遊び心があり、スタッフからの信頼も絶大です。その中で与えられた役を全うできたのか、正直、自信はありませんが、深く優しい祈りを感じる物語に出会えたことに感謝しています。歴史も人も傷みを抱え、哀しみを糧に希望を育てている、そんな時間の温もりが皆さんに届くと良いなと思っております。