パリ五輪メンバー争い斉藤光毅&三戸舜介参戦で激化!スパルタコンビが左右ウィングで米撃破貢献…7月3日代表発表
◆国際親善試合 U―23日本代表 2―0 U―23米国代表(12日・米カンザスシティー) 今夏のパリ五輪に出場するサッカー男子U―23日本代表が11日(日本時間12日)、同じく五輪に出場するU―23米国代表と米カンザスシティーで対戦し、2―0で快勝した。パリ五輪出場権を獲得したU―23アジア杯にはクラブ事情で不参加だったMF斉藤光毅(22)、三戸舜介(21)=ともにスパルタ=が、左右のウィングでそろって先発し、いずれも得点に絡む好プレーを披露。7月3日の五輪メンバー発表前最後の試合で生き残りへ猛アピールした。 2人のアタッカーが、大岩ジャパンの五輪代表争いをさらに激化させた。左ウィングで先発した斉藤は前半6分には左サイドで藤尾の先制PKにつながるクロスを上げ「自分の特長として出していかなきゃ」と持ち味の突破力も見せつけた。 斉藤と同じスパルタでプレーする三戸は右ウィング、中央と複数の持ち場で推進力を発揮。「自分の持っているものを全部出して頑張りたい」と言う通り、後半24分には相手の間を突破しFW細谷の追加点を呼んだ。164センチの小兵は「あの狭いスペースは入っていけるところ」と胸を張った。 アジアを勝ち抜いたメンバーに予選不参加だった欧州組、さらにA代表のDF谷口彰悟(32)、板倉滉(27)、MF遠藤航(31)、MF守田英正(29)、MF堂安律(25)らが候補に挙がる24歳以上のオーバーエージ(OA)枠と候補は多い。「選手の感情はしっかりと見えた」と大岩剛監督(51)。運命のメンバー発表は7月3日。決断の時が迫る。
報知新聞社