J1札幌DF馬場晴也が古巣・東京V戦へ意欲「こういう風になるとは…」
J1北海道コンサドーレ札幌DF馬場晴也(22)が、初の古巣対決で苦境脱出のきっかけをつかむ。札幌が2日にアウェーで戦う東京Vは、馬場がジュニアユースから所属し、プロ3年目まで過ごしたチーム。自身が所属していた9年間はJ2も、今季16年ぶりにJ1に復帰した。札幌加入2年目で迎えるJ1での初対戦を前にし「元々(東京)ヴェルディでJ1で戦おうと思ってたけど。こういう風になるとはマジで思っていなかった」と感慨深そうに語った。 思い入れは当然、ある。「本当に人生というか、ずっとヴェルディとともに歩んできたので。下手くそだった自分が、プロになれるところまでレベルも上げてくれた」。今回の会場・味の素スタジアムでは、20年12月13日の長崎戦でプロデビューも飾った。「いろんな経験をしたスタジアム」で戦うのは、札幌加入後では初。「いつも入って左のロッカーに行っていたけど、今回は右に行くから。気持ち悪い感じはあります」。そう笑いを交えつつも、対戦については表情が一変。「今はコンサの一員だし、札幌に来て後悔はない。ヴェルディをけちょんけちょんにするくらいやりたい」と3試合ぶりの勝利だけを見据えた。 29日に三上大勝代表取締役GM(52)が、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(66)の今季続投などを表明した。選手間でも話し合い、結束を高めてきた。「どこか練習でも緩さはあったと思うが、そこは今週、更に強度が上がった。よりチーム一丸となって取り組めていると思うので。そこは結果につなげたい」と決意を口にした馬場。古巣から勝ち点3を奪い、成果を示す。(砂田 秀人)
報知新聞社