イーサリアム、次の大規模アップグレード「ペクトラ」を2部に分割か
考えられるデメリット
開発者たちが分割に同意した場合、最初のパッケージは2025年2月にもリリースされる可能性がある。 イーサリアム開発者たちは、フォークを分割する可能性についてあまり異論を唱えていないが、EFリサーチャーのアンスガル・ディートリヒス(Ansgar Dietrichs)氏はCoinDeskに対し、デメリットの1つはEIP-7594、つまりPeerDASを2番目のパッケージに押し上げることだと語った。PeerDASはイーサリアムのデータ可用性を向上させることを目的としており、この機能のリリースが遅れているため、当面はレイヤー2ブロックチェーンの手数料が若干高くなる可能性がある。 「PeerDASは、L2が将来のスループット増に対応できるようにするために不可欠だ。そのため、より早くリリースすればするほど、今後1年間にL2が必要とする可能性のあるスループットをサポートできるという確信が高まる」と同氏はCoinDeskに対して語った。「今のところ、PeerDAS の前にもまだ余裕がある。なので、まったく問題にならないことを願っている。最悪の場合、ペクトラ・フォークの後半を待つ間、L2 の手数料は数か月間再びわずかに高くなる。」 同氏は「最終的には、分割することが依然として正しい決定である可能性が高いと思う」と述べた。 キム氏のレポートによると、EFリサーチャーのアレックス・ストークス(Alex Stokes)氏は先週の電話会議で「これは本当に大きなフォークであることに、誰もが同意すると思う。なので、2 つに分割するのが自然だろう」と述べた。「一般的に、フォークが小さいほどリスクは低くなる。」 |翻訳・編集:T.Minamoto|画像:Shutterstock|原文:Ethereum Devs Poised to Split Blockchain's Next Big Upgrade, 'Pectra,' in Two
CoinDesk Japan 編集部