ガッカリ…。欧州、今季期待ハズレだったチーム(4)クラブ史上ワースト…。ケガ人続出で低迷したのは?
今シーズンはレヴァークーゼンやインテル、レアル・マドリードなど各国リーグで独走優勝が目立っている。裏を返せば、他のチームが期待外れだったことからこのようなケースが多発しているとも言える。今回は、様々な要因で期待外れに終わってしまったチームを紹介する(成績は5月15日時点)。
マンチェスター・ユナイテッド(イングランド) 順位:8位 今季成績:16勝6分14敗(勝ち点54) プレミアリーグ史上最多となる13度のリーグ優勝を誇る名門マンチェスター・ユナイテッドが苦しいシーズンを送っている。 仮にこのまま順位を上げることができずに8位以下でのフィニッシュとなれば、プレミアリーグにおけるクラブ史上最低の順位となり、すでに喫している14敗はクラブ史上ワーストの数字だ。FAカップでこそ決勝に勝ち進んでいるが、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)では屈辱のグループリーグ最下位となり、早々に欧州大会が終わってしまった。 クラブ史に残る大不振の原因の一つに挙げられるのが、選手たちのコンディションの悪さだ。特に最終ラインは壊滅的で、ディフェンスリーダーのリサンドロ・マルティネスがシーズンの大半を欠場。2番手のラファエル・ヴァランと3番手のヴィクトル・リンデロフも怪我に悩まされ、左SBとCBの両ポジションで起用できるルーク・ショーもほとんど稼働することができなかった。 これだけ固定のポジションに怪我人が出てしまうと当然ながら苦戦する。チームのメディカルやエリック・テン・ハフ監督のトレーニング方法にも原因はあるかもしれないが、これだけコンディションが悪いのは昨シーズンに62試合も戦った影響が少なからずあるだろう。中には11月から12月というシーズン途中にワールドカップに出場した選手たちもおり、各国の代表選手が集まるマンチェスター・ユナイテッドの今シーズンの苦戦は必然的だったのかもしれない。
フットボールチャンネル