福本豊氏、才木浩人の好投の要因はカーブ
◆JERAセ・リーグ 阪神3―0中日=7回降雨コールド=(21日・甲子園) 才木は雨の中、粘り強く投げた。150キロ前後の直球とスライダー、フォークを中心に組み立てたが、随所に織り交ぜたカーブが効果的だった。球速差は約40キロ。完全に打者がタイミングを外されていた。 直球には強さがあった。高めにいくなど適度に荒れているのも、逆に中日打線からすれば的を絞りにくかっただろう。いつ降雨コールドになってもおかしくない状況の中、絶対に抑えてやろうという気迫も見て取れた。ナイスピッチングだった。(スポーツ報知評論家)
報知新聞社