覚醒剤事件で転落…中村耕一さん14年ぶり“JAYWALK”でライブ パートナーらに支えられ「充実している」
矢野きよ実さん: 「嬉しそうだったよね。みんなが、いろんなこといっぱいあったけど、やっぱり音楽をやりたいっていうことを言われて、本当に1つになれて、本当に諦めないでよかったなと思いますよね」
中村さん: 「とにかくいろんな人たちに、名古屋の人たちに僕は助けられて、名古屋にはもう感謝、感謝という気持ちでいっぱいです」
この日集まったのは550人、およそ2時間で20曲歌いました。
■「セカンドチャンスは難しいけど…」歌い続ける73歳
ライブ中、キーボードの杉田裕さんが、中村さんが出演した映画の話に触れました。
キーボードの杉田裕さん: 「耕一さんがね、『はじまりの日』映画が公開されるんです」 中村さん: 「ありがとうございます。ありがたいんですけど、今更ながら本当に恥ずかしくてしょうがない」 映画『はじまりの日』は、名古屋を舞台にした音楽ファンタジーです。 中村さんが演じたのは年老いたロックシンガー。若き歌姫と出会い、再び夢がはじまる物語です。
映画では、中村さんの人生をモチーフにした場面も描かれています。 【『はじまりの日』の裁判シーン】 裁判官: 「主文、懲役2年、執行猶予4年を言い渡します。あなたの歌を支持する多くの人は、辛いこと、苦しいことに出会った時、あなたの歌を聞いて癒され、勇気づけられたと思います」
10月5日、名古屋市中村区の映画館「ミッドランドスクエアシネマ」で開かれた舞台挨拶で、中村さんはこんな話をしました。 中村さん: 「なかなかセカンドチャンスっていうのは、難しいという状況。それはしょうがないんですけど、でもあの諦めないというのは、すごい大切だなって思います」
中村耕一、73歳、歌い続けます。 中村さん: 「何て言うんだろうな、一番充実している感じがします。あんまりね、なんか楽しい、楽しいって言っていると誤解もされるんだけど、実際楽しいですよ」 2024年10月22日放送