2024新語・流行語、新潟関係のワード“豊作”「Bling-Bang-Bang-Born」など
今年話題になった言葉に贈られる「現代用語の基礎知識選 2024ユーキャン新語・流行語大賞」が12月2日発表され、宮藤官九郎さんが脚本を手がけたドラマ「不適切にもほどがある!」を略した「ふてほど」が年間大賞に選ばれました。トップテンや候補に上がった30の言葉を見ると、新潟県にゆかりのあるものがいくつもありました。流行語大賞から、新潟目線で2024年の出来事を振り返ってみました。 関連画像はこちら 「名言が残せなかった」 -陸上女子やり投げ・北口榛花選手 夏に開催されたパリ五輪で金メダルに輝いた北口選手は、2歳まで新潟県南魚沼市(旧六日町)で暮らしていました。 両親や幼い日の北口選手を知る南魚沼市の人は、歴史的瞬間を逃すまいと、現地に応援に行ったり、リアルタイムで中継に見入ったり。金メダルの獲得に、喜びの声が上がりました。北口選手は「パリ五輪では応援ありがとうございました。金メダルを取ることができました。また新潟のおいしいご飯を食べて頑張りたいと思ってます」と新潟のファンにコメントを寄せてくれました。 「Bling-Bang-Bang-Born」(ブリン・バン・バン・ボン) -クリーピーナッツ DJ松永さん(新潟県長岡市出身)とラッパーのR-指定さんによるヒップホップユニット「クリーピーナッツ」 の大ヒット曲が選ばれました。「ブリン、バン、バン…」と繰り返す中毒性の高いフレーズは、国内外で大人気。紅白歌合戦に初出場することも決まりました。クリーピーナッツはNHKのホームページで「歴史ある舞台でパフォーマンスを披露できることが大変光栄です」とのコメントを出しました。日本レコード大賞の候補にも挙がり、快進撃は続きそうです。 「もうええでしょう」-ネットフリックスのドラマ「地面師たち」 ネットフリックスで独占配信中のドラマシリーズ「地面師たち」。実際にあった巨額詐欺事件を下敷きに、架空の土地取引をでっちあげる地面師詐欺グループの暗躍を鮮やかに描きました。主演の綾野剛さん、豊川悦司さんを支える名演を見せたのが、新潟県出身の2人の俳優です。 地主になりすます老人役を怪演した五頭岳夫さん(阿賀野市出身)は、ピエール瀧さん演じる地面師グループの「法律屋」から名台詞「もうええでしょう」を引き出します。ニトリのCMで知られる清水伸さん(新潟市出身)は、地面師たちのターゲットになる大手住宅メーカーの社員を熱演しました。 「はて?」 -NHKの連続テレビ小説「虎に翼」 「虎に翼」は日本初の女性弁護士の一人で、新潟家庭裁判所長を務めた三淵嘉子さんがモデル。女性法曹者の道を切り開く主人公の寅子(伊藤沙莉さん)と仲間の奮闘ぶりや、夫婦別姓など現代に通じるテーマを真っ正面から捉え、大反響を呼びました。作中では、寅子が新潟地家裁三条支部に赴任。新潟県弥彦村の弥彦神社がロケ地になり、新潟県三条市では展覧会が開催されました。新潟市内ではラッピングバスがお目見えし、新潟でも人気の高さがうかがえました。 「令和の米騒動」 スーパーにコメがない…。コメどころの新潟県でも8、9月は一時、コメの流通が不安定になり、不安に感じた人も多かったと思います。「関東では手に入らない。売ってほしい」。コシヒカリの産地として知られる南魚沼市では県外からお客さんや問い合わせが殺到。地元のJAの電話が鳴りやまない状況だったそうです。 2023年の猛暑の影響で不作だったことなどが、背景にあります。9月中旬以降、新米コシヒカリが店頭に並び、ようやく落ち着きを取り戻しました。
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