藤岡真威人、寄せられる“ヒーロー”への期待に全力で応えたい 『ウイングマン』変身ポーズは坂本浩一監督とブラッシュアップ
◆初の単独主演『ウイングマン』が俳優人生のターニングポイントに
――ウイングマンのコスチュームを見た感想は? 藤岡:想像以上にかっこよかったです! 原作で見ていたウイングマンの姿が「忠実に再現したものが目の前にある!」「実在できるんだ!」って。その感動と、自分がそれになれるんだっていうワクワクがすごかったです。少年心が呼び起こされる感覚というか、ちっちゃいころってヒーロースーツかっこいい!メカっぽいものかっこいい!ってなるじゃないですか。本当にその気持ちになったというか。 加藤さんが演じられるアオイさんのコスチュームもすごく似合っていて。アオイさんの戦闘コスチュームは、異次元世界から来たという設定なので原作では割と際どいんです。それを踏まえつつ、ドラマ版のために桂先生が新たにデザインしてくださったので、健太のウイングマンと合わせて、絵から出てきたような、ドラマ版の新生ウイングマンとアオイさんのバディ感がしっかり様になっていると思います。ウイングマンとアオイさんが一度に映る場面を原作ファンの方が見たら、僕以上に感動するんじゃないかなって思います。 健太とアオイさんの関係性も、戦いや日常生活を経るにつれてどんどん物語と一緒に変化していくので、そこも楽しみにしてほしいです。 ――SEGAのCMでのデビューから4年半が経ちました。これまでの道のりはいかがでしたか? 藤岡:早かったですね。その時その時頂いたお仕事を全力でやるというのがモットーなんです。大きな役じゃなかったとしても、将来活きる経験を培う大切な勉強の場だと思ってすべての役に全力で向き合ってきました。その結果、今回『ウイングマン』で初の単独主演をさせていただけるということで、今まで頂けた役をちゃんと全うしてきたことがついに実ったなという感覚があります。なので、この『ウイングマン』という作品が、自分の俳優人生の中でまた新しい1つのスタートになると感じていて、強い思い入れのある大事な作品となりました。 ――これまでの俳優人生の中でターニングポイントを挙げるとすると? 藤岡:やはり今回の『ウイングマン』の現場かもしれないです。なによりも座長として現場にいるということが、今までと大きく違いました。これまでいろんな作品に入らせていただいて、座長の方の現場での立ち振る舞いを拝見したり、自分が何か困っている時には助けていただいたりした経験があります。一番シーンも多くいろいろと考えなきゃいけないのに周りが見えていて、現場で気になったことがあったら手を差し伸べる、そんな座長としての仕事や責任を見てきて、いつか主演という立場を任せてもらえるようになったら、今まで主演の方にしていただいたことができるような人間でありたいと思い続けてきました。 それが今回『ウイングマン』の現場では、個人的にはちゃんと座長としての務めを果たせたんじゃないか・・・と思っています。もちろん、周りのすべての人に支えられてのことなのですが、今回の現場で自分自身も大きく成長させてもらえましたし、大きなターニングポイントになったと思います。 ――どうしても、藤岡さんにはヒーロー的な存在を演じ続けてほしい!という勝手な願いを抱いてしまうのですが、そういう期待はプレッシャーに感じたりはしませんか? 藤岡:もちろんまったく感じないといったらウソになりますけど、そういうお話を頂けるということは、きっと僕の中にヒーローに通ずる何かを感じてもらえているということだと思うので、それには全力で応えたいと思います。ヒーローという存在は世界中の子どもたちや、大人になってもなお人々の心の支えになっているものだと思うので、そんな存在を自分がやらせてもらえるだけで感謝ですし、そういう機会を頂けるなら全力で取り組むだけだと思っています。 ――最後に、『ウイングマン』を楽しみにしているファンのみなさんへメッセージをお願いします。 藤岡: 40年の時を経て満を持しての実写化ということで、原作ファン、特撮ファン、桂先生ファンの方はもちろん、そうじゃない、あまりヒーローものを見たことないよと言う方、女性の方、誰もが楽しめる作品だと思います。健太というキャラクターは応援したくなるようなキャラクターなので、彼の人間的な成長を見守る気持ちでも見られますし、特撮っぽい迫力満点のアクションもたくさん組み込まれているので、見ごたえや迫力もあります。感動もある素晴らしい人間ドラマにもなっていますので、ぜひ楽しんでいただけるとうれしいです! (取材・文:佐藤鷹飛 写真:高野広美) ドラマチューズ!『ウイングマン』は、テレ東ほかにて10月22日より毎週火曜24時30分放送。DMM TVにて“独占”見放題・同時配信。