東大阪の「石切さん」を登録有形文化財に 文化審議会が答申
国の文化審議会は、参拝客らから「石切さん」の愛称で親しまれている石切劔箭(つるぎや)神社(大阪府東大阪市)を新たに登録有形文化財(建造物)にするよう文部科学相に答申した。 同市によると、同神社で登録対象となったのは昭和6年建築の本殿や拝殿・幣殿、35年建築の絵馬殿など。重厚な屋敷構えがよく残り、地域の歴史的景観に寄与しているとして評価されたという。 古くから関西弁で「でんぼ(腫れ物)の神様」として知られる。本殿前にお参りし、入り口に戻って再び本殿前に参拝することを100回繰り返す「お百度参り」も有名。参道の商店街も参拝客らでにぎわいをみせる。