北の富士さんをしのぶ会 八角理事長が涙「14歳で親方に出会えたこと、そのお陰で今の私があります」
大相撲の元横綱で解説者の北の富士勝昭さん(本名竹沢勝昭さん)が11月12日に82歳で死去したことを受け、「北の富士さんをしのぶ会」が18日、東京都墨田区の八角部屋で開かれた。 北の富士さんの弟子で日本相撲協会の八角理事長(元横綱北勝海)、親交の深い鈴木宗男参議院議員がスピーチし、故人をしのんだ。元プロレスラー・天龍源一郎氏、同・小橋建太ら相撲界以外の著名人も姿を見せた。 戒名は徳粋院殿釋勝縁大居士(とくすいいんでんしゃくしょうえんだいこじ)。 八角理事長は「北の富士は私の師匠ですので、本日は親方と呼ばせていただきます」と語り始めると、目頭をおさえて声を詰まらせながら「14歳で親方に出会えたこと、そのお陰で今の私があります。かけがえのない出会いがなかったら今の私はありません。親方への恩返しは大相撲の伝統文化を守り、未来への伝承に全力を尽くし、親方と同じように相撲人生を全うすることだと思っています」と伝えた。