大久保博元氏

　大久保博元・元楽天監督が10日、自身のYouTubeチャンネル「デーブ大久保チャンネル」を更新。自身と同じ1年で退任する可能性を報じられた楽天の今江敏晃監督の話題に触れ、「監督の手腕がないわけではない。俺は納得いかないね」といきり立った。 　就任1年目は交流戦初優勝をチームにもたらしたが、シーズン終盤のクライマックスシリーズ進出争いで一歩及ばずリーグ4位で終戦。「最後までクライマックスも争えたし、そこを評価しないと。交流戦優勝なんてめちゃくちゃ難しい。優勝ですよ。本当に悲しいよ」と同情した。 　2014年オフに自身に楽天の監督就任要請が来た際に巨人監督だった原辰徳さんに相談したことを明かし、「安売りするんじゃねえぞ。（年俸）1億円以下だったらやるんじゃねえぞ」と助言されたという。最終的に4500万円で応じたものの、「原監督の言い方からすると（年俸が安いと）なめられちゃう」とし、その通りにわずか1年でお払い箱となった。 　収録は退任報道が出る前だったようだが、「来年違う人がやっても受ける人がいない。受ける人はよっぽどやりたい人。そういう人は2000万円でもやる。俺だったら絶対やめとけ、苦しむぞって（言う）。こういう扱いを受ける監督というのは」などと持論を展開。今江監督の推定年俸は4000万円で大久保元監督の時よりも安値だったとみられている。