「危ない!」大規模な土砂崩れで道路寸断 104世帯 265人が孤立状態…船による救助も 完全復旧の目途は立たず 北海道羅臼町
UHB 北海道文化放送
約100世帯が孤立し、混乱が続いています。 北海道東部の羅臼町で10月15日朝、大規模な土砂崩れが発生し、孤立した一部の人たちが船で救助されました。
土砂崩れがあったのは知床半島の東側、羅臼町岬町の道道沿いの山林です。 午前7時20分ごろ、近隣住民が発見し役場に届け出ました。幅20メートルから30メートルほどの範囲が道路に向かって崩れ落ちたとみられており、木々で生い茂っていた景色は一変しました。 幸いにも、巻き込まれた建物や車はなく、ケガ人はいませんでした。
しかし、周辺の道路約2.3キロが通行止めとなり、う回路もなく、少なくとも104世帯265人が孤立状態になりました。 身動きが取れなくなったオランダ人3人を含む観光客9人は船で救助され、午後2時40分ごろ羅臼漁港に到着しました。
一方、正午すぎから道路の土砂を撤去する作業が始まりました。 「なんとかきょう中に片側交互通行にできるよう、各方面で鋭意努力をしてもらっています。人命や財産が損なわれることがないよう願っています」(役場の担当者)
役場によりますと、地区で管理する水道施設の設備が壊れ、水が大量に漏れ出し、土砂崩れに繋がったとみられています。 現在も現場では土砂の撤去作業が続いていますが、完全復旧の目途はまだ立っていません。
UHB 北海道文化放送
【関連記事】
- 「ゴゴゴー 危ないから、下がって!」 目の前で崩れる斜面 土砂崩れで道路が大量の土や木々で埋まる 水道管が破損し水浸しに 道路寸断で104世帯が孤立 北海道羅臼町
- 【速報】北海道羅臼町で大規模な土砂崩れが発生 道路を覆う大量の土や岩 ケガ人なし 2.3キロ区間が通行止めに 水道管が破損 復旧対応急ぐ 羅臼町の道道87号知床公園羅臼線
- 札幌と北海道東部を結ぶ”大動脈”が復旧 大雨で線路に土砂流入…線路脇が陥没 復旧作業終えて9月4日午前11時ごろに運行再開 北海道
- 【速報】キャンプ場で男性作業員2人が崩れた土砂に"生き埋め"… 2人とも救助されるも1人死亡 重機で掘られた溝の中で配管関係の作業中 北海道清水町
- 【復旧めど立たず】JR石勝線に土砂が流れ込んだ影響続く 特急などの運休相次ぐ JR北海道は「少なくとも9月2日まで運休」