食品の割引シールに関するアンケート調査
新年度、新生活として「一人暮らし」をスタートさせる方もいるかもしれません。 そうなると、実家ではあまり感じなかった支出の大きさに驚くことでしょう。とくに「食費」や「光熱費」などは、気になる人も多いかと思います。 【円グラフ】40歳代と50歳代の貯蓄事情を見る。3000万円以上の世帯の割合が4.3%から9.3%へ倍増 食費が気になる人の強い味方がスーパーやコンビニなどで見かける「割引シール」。周囲の人々は、割引シールに対してどのような行動を取っているのでしょうか? 今回の記事では、最新の意識調査から「食品の割引シール」に関する意識や年収との関係性をチェックしていきます。 記事の後半では、40歳代・50歳代の単身世帯の貯蓄額を見ながら今後の貯蓄について考えていきましょう。 ※編集部注:外部配信先ではハイパーリンクや図表などの画像を全部閲覧できない場合があります。その際はLIMO内でご確認ください。
【調査】食品の割引シール、世帯年収で「印象の差」がある?
株式会社アスマークは2024年2月、パンに関するインターネット調査を実施。 調査対象は全国の20~60代の男女で、有効回答数は900件でした。 調査概要は下記のとおりです。 ・調査方法:Webアンケート ・調査対象:全国20~60代男女 ・アンケート母数:900名 ・実施日:2024年2月16日~2月19日 ・リリース公開日:2024年3月7日 ●割引シールが貼られた食品の購入に「年収差」は関係なし 「割引シールが貼ってある商品を購入しますか?」という質問に対する回答に対して「よく購入する」という項目が最も多かった世代は40代で67.3%でした。 全体的に、半数以上が「よく購入する」を選択していることがわかります。「よく購入する」「たまに購入する」を合わせた割合を見ると、ほとんど差がないことが見て取れるでしょう。 年齢や世帯年収が変化しても割引シールの貼られた商品を購入する頻度は変わらないといえます。 ●「割引シール」によって引き起こされる行動は? 同調査から「割引シールによって引き起こされる行動」についても性別、年齢、世帯収入別に見ていきます。 「予定外の商品を購入してしまう」という項目の割合が最も多く、全体で45.0%、女性だけで見ると51.0%でした。 ちなみに「過剰に購入してしまう」項目は、世帯収入300万円未満が14.5%、世帯収入800万円以上が26.1%。世帯収入が高いほど割合が高くなっています。 また、割引シールの購入有無に関する意識自体は世帯年収に差はありませんでしたが、割引シールが来店動機になるかどうかで見ると世帯年収が低い人の方が「影響する」と回答しています。 こうした「割引シール」のような購買意欲には、年収だけでなく貯蓄も少なからず影響を与えていることでしょう。 日々の生活費でみると小さな出費ですが、コツコツとした意識はやがて大きな差を生み出すはずです。 次の章からは、40歳代・50歳代「独身現役世代」の貯蓄額中央値・平均値をみていきましょう。