体重318グラム、結膜炎で目が塞がった子猫を保護、手厚いケアを受けてぱっちりおめめが復活…日課となった『甘えたさんタイム』とは?
2022年6月23日、「てん」ちゃんとX(旧Twitter)ユーザーの飼い主・てんママ(@angeloveloveyou)さん一家は運命的な出会いを果たしました。 【写真】保護当時…右目がふさがっていたてんちゃん 「夫の知人が子猫を保護し、我が家でお迎えすることになりました。当時、てんちゃんは、体重318グラムほどしかなくとても小さかったです。動物病院の先生からは『生後1カ月半くらいだろう』と言われました」 その小さな命を前にしたとき、飼い主さんご夫婦の心には「この子を守りたい」という強い思いが芽生えたに違いありません。 てんちゃんを家族に迎え入れることで、それまでの生活が大きく変わり始めたのです。 ■新しい生活のスタート、引っ越しとケアの日々 てんちゃんが家族の一員になった当初、飼い主さん一家はペットの飼育ができない賃貸住宅に住んでいました。急いで引っ越し先を探し、新たな住まいでの生活をスタート。この行動には、飼い主さん家族の覚悟と愛情があらわれています。 また、てんちゃんの目の治療にも心を配っていました。 「当時、てんちゃんは、ひどい結膜炎に罹っていて片目がふさがっていたため、毎日、目薬をささなくてはならない状態でした。また、母猫と早く離れた影響もあってか、とても甘えん坊で、私の体の上でよく寝ていたのを覚えています」 お転婆でもあったてんちゃんは、カーテンをよじ登ってレールごと落ちてしまうというハプニングもあったとのこと。そのため、飼い主さんはてんちゃんが安全に暮らせるよう、家の中を整えながらお世話に工夫を凝らしてきました。 ■家族に安らぎをもたらしたてんちゃん そして、もともと犬派だったという飼い主さんの夫は、てんちゃんの愛らしさにすっかり心を奪われ、今では猫派になったそうです。 また、飼い主さんだけに見せる一面もあるそうですよ。 「『甘えたさんタイム』と呼んでいるのですが、毎日、私の膝上に乗ってきて1時間から3時間くらい撫でています」 今、てんちゃんは2歳になりました。とても穏やかな性格で、のびのびと暮らしています。 「てんちゃんをお迎えしたあと、2匹の元保護猫を迎え入れたころから、単独行動をすることが増えました。ひとりでゆっくり寝て、食べ、『甘えたさんタイム』をします」 ほかの猫たちと暮らすようになってから、ちょっぴり“お姉ちゃん”の顔を見せるようになったてんちゃん。程よい距離感を保ちながら、良好な関係を築いているようです。 「てんちゃんの成長を見守ることに幸せを感じます。これからも健康で甘えん坊のままでいてほしい。てんちゃんは、私たち家族に幸せを感じさせてくれる存在です」 てんちゃんは、これからも家族との絆を深めながら、にぎやかで楽しい日々を送ることでしょう。 (まいどなニュース特約・梨木 香奈)
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