紅海でフーシ派武装勢力がコンテナ船を攻撃…米軍が撃退
中東の紅海で12月31日、イエメンの武装組織・フーシ派の武装勢力がコンテナ船を攻撃し、アメリカ軍が撃退しました。フーシ派は戦闘員10人が死亡または行方不明になったとしています。 アメリカ中央軍によりますと、紅海で12月31日、イエメンの武装組織・フーシ派の武装勢力が小型船からシンガポール船籍のコンテナ船に向けて発砲し、乗り込もうとしました。これに対し、救難信号を受けたアメリカ軍のヘリが武装勢力の小型船3隻を沈没させ、撃退しました。 ロイター通信によりますと、フーシ派の報道官は、コンテナ船側が警告を無視したため攻撃を実行したと主張し、アメリカ軍の攻撃でフーシ派のメンバー10人が死亡または行方不明になったとしています。 フーシ派は、イスラエルと軍事衝突を続けるイスラム組織・ハマスへの連帯を示し、「イスラエルの港に向かう全ての船舶の阻止を続ける」としていて、大手海運各社は、スエズ運河を通らずに南アフリカの喜望峰へ迂回するなどの対応を迫られています。