〈カターレ富山・J3〉ホーム無敗止まる 福島に1―4 黒星9試合ぶり
●残り5試合へ一丸 サッカーJ3・カターレ富山は20日、富山市の県総合運動公園陸上競技場で福島ユナイテッドFCと対戦し、1―4で敗れ、勝ち点3を逃した。9試合ぶりの黒星となり、開幕からのホーム無敗記録は16でストップした。J2自動昇格圏2位のFC今治との勝ち点差は6で得失点差は4に開いた。順位は3位のまま。 富山は前半、初のスタメン出場となったFW古川真人やMF布施谷翔が果敢にシュートを狙った。前半39分、セットプレーから先制点を許し、6分後に2点目を献上した。 後半24分、主将のMF吉平翼が右足を振り抜き、ゴールを決めた。シュート数12、コーナーキック7本でいずれも相手を上回ったが、決めきることができなかった。 観客5334人が勝利を信じて声援を送り続けた。後半途中出場したFW碓井聖生(上市町出身)は「逆転できなかったのは本当に悔しい。攻撃のクオリティーを上げていかないといけない」と気合を入れた。吉平は「ここでチームがばらばらになるのは簡単。残り5試合は全員が一つになれるようポジティブにやっていく」と話した。 小田切道治監督は「本当にふがいないゲームをしてしまい申し訳ない。自動昇格は諦めていない。前節より差が開いたのは痛いが、諦める差ではない」と次戦へ闘志を燃やした。 富山は次節、27日に鳥取県のAxisバードスタジアムで10位ガイナーレ鳥取と対戦する。