「ショウタの投球は必見のショーだ!」逆転2ラン浴びるも“不敗神話”続くカブス今永昇太に賞賛の声が止まない理由とは…防御率1.08は全米トップ
シカゴトリビューン紙はサヨナラ本塁打を放ったブッシュのコメントを紹介している。 「あの2人(マチャドとボガーツ)は長くリーグにいる優れた打者だ。あのイニングで今永の投球数が増えてきた中で、まだあのように(三振を奪うことが)できるのはとても凄いことだ」 一塁を守るブッシュは「ショウタの後ろでプレーするのはいつでも楽しい。彼は能力もカリスマもすべてを持っている。彼はクラブハウスでも素晴らしい。彼は競い合いマウンドに立って役割を果たしている」と、そのキャラクターも含めて絶賛している。 0点台だった今永の防御率は1.08となったが、両リーグトップをキープした。MLB公式サイトによると、1912年以降の開幕から7試合時点での防御率としては今永の数字は、カブスでは、ディック・エルスワースが1963年にマークした0.91に次ぐ歴代2番目の記録だという。 同サイトは「今永の登板は必見のショーのようになり始めている。野球界でも非常に優れた速球、破壊的なスプリッター、そして他の武器となる球種を織り交ぜて打者を困惑させてきた。オフに4年5300万ドル(約82億4500万円)で契約を結んだ、この30歳(の今永)は今季の最高のフリーエージェント契約選手の1人として評価されている。それに増して今永のフィールド上での生き生きとしたリアクションがファンを楽しませてくれている」と評価。 カブスのジェド・ホイヤー編成本部長は「彼の投げる様子を目にするのはとても楽しい。とてもわくわくさせてくれる。アグレッシブな投球でストライクを投げ込む。魅力的なスタイルで、それが響くのだと思う」とコメントを寄せている。 ナ・リーグ中地区でゲーム差なしでブリュワーズに次ぐ2位につけている要因のひとつは、登板7試合でチームが全勝している今永の存在が大きい。 前出の「ジ・アスレチック」は、「キープレーヤーの故障によって穴があいているにもかかわらず、今永がカブスの22勝15敗という好スタートを助けてきた」と絶賛。 今永自身は「(7登板でチームが7勝していることは)自分が作り上げたというより、たまたま結果が重なっているという感覚がある」と分析しているが、カウンセル監督は「彼はここでは大きな存在だ。彼は我々にとってとてもとても重要で、この好スタートを切れた大きな理由となっている」と断言している。
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