米野球メディアがMLB各球団の補強を中間採点。ソトと契約を結んだメッツは“勝者”と評価 「史上最も注目されたFA選手を獲得」
今オフも大物プレーヤーが新天地に移るなど、選手の移籍が注目を集めているMLB。米野球専門サイト『JUST BASEBALL』は2024年シーズン終了から現在までを振り返り、選手補強においての「勝者」となった球団がどこなのかを論じる特集記事を配信した。 【画像】大谷翔平&真美子夫妻の“仲睦まじいツーショット”写真を厳選してお届け! 昨年末までの「中間採点」となっている今回のトピックでは、やはりニューヨーク・メッツがトップの扱いで紹介されている。同メディアは「このリストで特に順位はつけていないが、やはりメッツを最初に挙げざるを得ない」と言及しており、15年7億6500万ドル(約1150億円)の契約を結んだフアン・ソト(前ニューヨーク・ヤンキース)の獲得をその理由としている。「MLB史上最も注目されたFA選手のひとりを獲得したことで、いくらコストがかかったとしても、それだけで十分な勝利といえる」と強調した。 メッツでは他にも、ショーン・マネイア、フランキー・モンタス、クレイ・ホームズと契約を結んだことも重要であるとして、「複数の課題を解決している」と評価。「残る最大の課題はピート・アロンソの再契約だ」などと見込んでいる。 メッツ以外では、ロサンゼルス・ドジャースの補強にもフォーカスしている。「昨年に比べて静かなオフシーズン」と説きながらも、「すでに多くを成し遂げている」と指摘。FAとなっていたテオスカー・ヘルナンデスとブレイク・トライネンとの再契約に加え、「(FAとなった)ジャック・フラハティからブレイク・スネルへのアップグレードを実現した。さらにマイケル・コンフォートの獲得やトミー・エドマンの契約延長も追加の補強として申し分ない」と称賛する。そのうえ、「24年シーズンを通じてMLB最強チームだったドジャースは、25年もさらに強力なチームになりそうだ」と期待を寄せた。 他にも同メディアは、投手陣の強化が目立つボストン・レッドソックスを挙げた。ギャレット・クロシェ、ウォーカー・ビューラー、パトリック・サンドバルなどの獲得を称えつつ、「ボルティモア・オリオールズに移籍した強打者タイラー・オニールを失った打線の補強にはまだ動いていない。オフシーズン終了までに『勝者』となるには、ヤンキースやオリオールズと本格的に競争するためのさらなる補強が必要だ」と分析する。 新シーズン開幕まで、およそ3か月。各球団はここからどんな動きをみせるのか。ストーブリーグにおけるチーム間の争いも、まだしばらくは目が離せない。 構成●THE DIGEST編集部