センバツ高校野球 作新学院 選手紹介/15止 /栃木
◇コースごとに打ち分け 山口侑大外野手(2年) コースに逆らわない打撃が持ち味。基本のティーバッティングで横から、後ろから、正面からと、ボールが来る位置を変えて練習し、コースごとに打ち分けられるようになった。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 高校野球経験のある父に誘われ野球を始めた。「ただ打つのではなく、しっかりフォームを完成させて、何を練習しているのかを考えてやらないと意味がない」という父の教えはいつも胸に刻んでいる。 栃木市から片道1時間かけて通う。睡眠時間を確保するためのコツは、帰宅したら一度ものんびりせず、まず寝る支度を全て済ませてしまうこと。「日本一になるために、自分に任された仕事を全力でやりたい」。栃木市立都賀中出身。175センチ、81キロ。 ◇どんな球も絶対止める 黒鵜陽人捕手(1年) 野球部OBの父の影響で、幼少期から何度も作新学院の試合を見に行った。最も印象に残っているのは2016年の夏。甲子園球場で全国優勝の瞬間に立ち会い「作新に入って甲子園に行きたい」と憧れるようになった。 進路を決める中学3年の時、父にその思いを伝えると「レベルが高いところだから埋もれないように。自分らしくやれ」と言ってくれた。入部後は全体練習に加え毎日2時間、先輩の君島翼(2年)と捕手としての練習に取り組む。「どんな球が来ても絶対に止められるようなブロッキングを目指している」 「自分らしさは声が大きく元気なところ。出場機会が少なくてもベンチからみんなを盛り上げて、甲子園で勝ちたい」。矢板市立矢板中出身。168センチ、73キロ。【鴨田玲奈】=おわり