【マリーゴールド両国カウントダウン】ジュリアvs後藤智香~前編~ごちかが原点で語る、マリーゴールド入団の理由【週刊プロレス】
両親に報告「私、プロレスラーになります」
後藤「会見前日に、あ、スーツがないって慌てて買いに行ったところから(後藤の参戦直訴は)始まってるので。スーツを買って、その夜、父と母に時間を取ってもらって『私、プロレスラーになります』って報告したんです」 ジュリア「ご両親の反応はどうだったの?」 後藤「私はいまひとり人暮らししてるんですけど、お母さんに連絡して『今から帰ります』と。実家についたらお父さんもお店を終わらせて、家にいて。ガチャッとドアを開けてすぐに座って正座して『お話があります』って言ったら、『な、なんだ』って」 ジュリア「結婚か? 妊娠か?ってなるよね(笑)」 後藤「アハハ! お母さんにはなんとなく言ってたんですけど、お父さんにはちゃんと自分の口から言おうって。『アクトレスガールズを辞めて、ホントのプロレスラーになります』っていう説明の仕方をして。お母さんはすごい心配な顔をして、お父さんは笑ってましたけど」 お父さん「(※厨房の奥から声が飛ぶ)心配に決まってるよ」 ジュリア「そうですよねぇ」 ――人生の節目はちゃんとご両親に報告するんですか? 後藤「いつもは事後報告みたいな感じで報告してたんですけど、ちょっと今回はぜんぜん違うものになる、ぜんぜん違う世界に行くので。それに(スキャンダラスな参戦経緯もあって)ゴタゴタするかもしれないし。お父さんもお母さんもネットで後藤智香とか検索するので、こういうことだからってちゃんと説明して」 ジュリア「旗揚げ戦は来てくれたの?」 後藤「はい! 来ていただきました」 ジュリア「(※厨房の奥に声をかける感じで)あの会場の雰囲気を味わったら、すごい感動したんじゃないですかー?」 お父さん「試合前からぜんぜん違う世界でしたよね。カウントダウンが始まった瞬間からずっとドキドキしましたよ」 後藤「写真もバシバシ撮って。楽しんでもらって、すごい親孝行できたかなって思いながら。お母さんもグッズすごい買ってくれたり(笑)。一番ファンしてくれてると思います」 ――ご両親にちゃんと報告するぐらい大きな決断だったマリーゴールド入団。実際入ってみてどうですか? 後藤「最初に大変だなって思ったのは練習ですね。初日からヒーヒー言いましたし。いままで3年近く練習してきたことが無駄だったとは言わないですけど、十倍以上違う気持ちでした。基礎のマット運動ひとつとっても全然違うんだって。ジュリアさんにめちゃめちゃ言われたりして」 ジュリア「ルチャの受け身の時だったよね」 後藤「違うぞ!って言われるけど、立てない…ってなったり。焦りというか、不安というか。ロックアップひとつそうだし、丁寧にご指導いただいたけど…ホントにゼロからの気持ちです。いまプロレスラーとしては。ホントにゼロ」 ジュリア「がんばってるよ、君は」 後藤「たまに思う時があって、『この先どうなりたいの?』みたいな。たまに自分に問いかけるんです。『私、なんでこんなツラい練習をしなきゃいけないんだろう』とか」 ジュリア「そんな時もあるよね」 後藤「でも、リングの上に立ったらすごい…あ、泣いちゃう。ごめんなさい」 ジュリア「泣くの?」 後藤「私、ダメなんです。話してると感極まっちゃって」
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