ドゥカティ、母国イタリアで初のモトクロス王者に輝く。オフロード部門進出しても強さ見せる
ドゥカティは2024年シーズンからイタリアモトクロス選手権に参戦しているが、メーカーとして初タイトルを持ち帰ることに成功した。 MotoGPでフランチェスコ・バニャイヤが2年連続王者となり、2024年も権勢を確たるものとしているドゥカティ。彼らは今年、ロードレースだけでなく、オフロード部門でも挑戦を始めている。 ドゥカティは以前からモトクロッサーの開発を進めていたが、ついに今年から新開発されたデスモ450 MXでイタリアのモトクロス選手権(Italian MX1 Championship)にアレッサンドロ・ルピーノとともに参戦を開始した。 ドゥカティは参戦初戦からヒート優勝を記録し総合2位を達成するなど好スタートを切っていたが、10月14日に行なわれた最終戦の結果、ドゥカティとして初のモトクロス選手権のタイトルを獲得するに至った。 ドゥカティに初のモトクロスタイトルを持ち帰ったルピーノは、次のように喜びのコメントを寄せた。 「最初のレースではデスモ450MXが完全に新しいバイクということもあって、今シーズンに何を期待すればいいのかは分かっていなかった。だけど僕らは素晴らしい進歩を遂げたし、皆が本当に一生懸命に取り組んでくれた。ドゥカティがこの新プロジェクトに力を入れてくれているのが分かったんだ」 「ライダーとして僕は100%の力を出したし、同時にテストライダーという新たな役割も学ぶことができた。デビューしたその年にイタリア選手権のタイトルを持ち帰ったけど、これは決して当然の結果などというものじゃなかった」 「これはコース側と会社側、チーム全員の功績だ。彼らは本当に素晴らしい仕事をしたよ! 僕が最も喜んだのは、皆が注いでくれている情熱を目にできたことだ。そのパッションがあれば、仕事は上手くいく。皆におめでとうと言いたい。ドゥカティで僕は家族を見つけ、今年は特別な年になった。心から感謝したい」 なおドゥカティは250ccモデルの開発も始め、2025年にはレースでデビューさせる計画であると明らかにしている。
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