日本初?を謳う大阪の店で食す「トリュフ蕎麦」「うなぎの和え麺」
北新地のトリュフ蕎麦、高槻のうなぎの和え麺
日本初を謳う大阪の店で食す「トリュフ蕎麦」「うなぎの和え麺」 撮影:北代靖典
夏バテ防止にもいいのではないか。テレビなどでも紹介された“日本初”を謳う凝った麺料理が気になった。大阪市北区の北新地にある“トリュフ蕎麦”と、高槻市にある“うなぎの和え麺”の店だ。どちらも珍しく新鮮味にあふれている。さっそく店を訪ねてみた。 【拡大写真と動画】大阪 たこ焼き丼を出す「やしき」はあの歌手の親類の店
北新地で「日本一高く、日本一旨い蕎麦」を目標に
大阪市北区のトリュフ蕎麦「わたなべ」は、北新地にあるトリュフ蕎麦専門店だ。「日本一高く、日本一旨い蕎麦」を目標に掲げ、蕎麦にも料理にも贅が尽くされている。看板メニューのトリュフ蕎麦をはじめ、三田牛とトリュフのすき焼きなど、他店ではお目にかかれない料理を存分に味わえる。カウンター8席。高級割烹さながらの洗練された雰囲気で内装にも風格が漂う。オープンしたのは、昨年の11月だ。 中川清隆店長(36)によれば、「年中通して食べて頂きたい、この美味しさを皆に知って欲しい、ということで専門店にしたとオーナーから聞いてます」とのこと。中川店長は、18歳から料亭で11年間修業し、そのあと居酒屋、韓国料理、日本料理など、いろんな業態を勉強し、今年の2月から店長を任されている。 「平日は朝の4時までやっています。新地という場所柄、同伴で食事に来る方、アフターで食べに来る方、それからテレビなどメディアで紹介されたおかげで、普段新地に来られないお客様も来て頂いてます」(中川店長)
トリュフは今ならイタリアやフランスから週1回空輸で取り寄せ
トリュフや蕎麦にこだわり、料理に映える器にも妥協せず、オープン以来、ファンを増やしているようだ。 「トリュフは今でしたら、イタリアやフランスから週に1回空輸で取り寄せています。今はサマートリュフを使い、秋口になったら黒トリュフに替わりますが、フレッシュなものを常にそろえています。蕎麦とトリュフを合体させた一品料理は他店にもあり、創作イタリアンのお店でも、パスタにトリュフを載せたりもしますが、専門店は初めてでしょう」と中川店長。 蕎麦は北海道のそば粉を使った二八蕎麦で、トリュフの香りに負けないように甘みを強くしているという。金粉をあしらい、香り豊かな上品であっさりした味わいだ。気になる値段は3800円。鰹のたたき、三田牛のすき焼き、蕎麦などが味わえるコース料理も評判で、すべてサマートリュフがついている。