建設業の倒産 過去10年間で最多 資材高、人手不足に「2024年問題」が追い打ち
◇業種小分類別は、建築工事業が301件(前年比18.5%増)で最多。次いで、土木工事業249件(同15.2%増)、とび・土工・コンクリート工事業179件(同21.7%増)が続く。 ◇原因別は、「販売不振」が1,337件(前年比12.8%増、構成比69.4%)で最多。次いで、「既往のシワ寄せ」355件、「事業上の失敗」58件、「他社倒産の余波」51件、代表者死亡などの「その他(偶発的原因)」47件の順。 ◇形態別は、破産が1,786件(構成比92.8%)で9割超を占めた。取引停止処分が75件で続く。 ◇負債額別は、1千万円以上5千万円未満の1,083件が最多で、約6割(同56.2%)を占めた。次いで、1億円以上5億円未満が415件、5千万円以上1億円未満が364件、5億円以上10億円未満が41件、10億円以上が21件の順。なかでも、負債10億円以上が前年比133.3%増と急増した。 ◇従業員数別は、5人未満が1,446件で約8割(同75.1%)を占めて最多。このほか、5人以上10人未満が335件、10人以上20人未満が108件、20人以上50人未満が31件、50人以上300人未満が4件。 ◇都道府県別では、大阪府255件が最多。東京都199件、神奈川県126件、愛知県122件が続く。