かつての「六郷の渡し」をクルーズ船で周遊 多摩川河川敷でイベント
東海道の宿場町だった頃の川崎の姿に思いをはせながら水辺に親しむイベント「六郷の渡しまつり2024」が19、20の両日、川崎市川崎区の六郷橋付近の多摩川河川敷で開かれた。工場夜景も楽しめるクルーズ船の周遊体験など多彩な催しがあり、2日間で家族連れら計6700人が訪れた。東海道川崎宿起立400年を記念して開催した昨年に続いて2回目。 【動画】神奈川を空から眺める「かながわそら散歩」 川崎駅周辺 クルーズ船は、多摩川を越える際に利用された渡船場「六郷の渡し」があった六郷橋のたもとから出航。多摩川スカイブリッジ近くまで巡り、参加者はガイドから川崎宿の歴史などの説明を受けながら川面からの眺めを満喫した。 川崎ならではのグルメを味わえる出店や、スポーツを体験できるブースも並んだ。同まつり実行委員会の岩澤克政副実行委員長は「地域を盛り上げ、訪れた人がゆっくりと過ごせる場をつくっていきたい」と話した。
神奈川新聞社