二代目京山幸枝若、20年ぶりNGK出演「13分で何ができんねん」
重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定された浪曲師、二代目京山幸枝若(70)が12日、大阪市中央区のなんばグランド花月で20年ぶりに出演した。 浪曲師、吉本興業所属として初の人間国宝認定。2004年5月8日の「襲名記念興行」以来のNGK凱旋を拍手で迎えられ「浪曲は明治、大正、昭和にすごくはやったんですけど、その時はのんきだったんですよね。だんだん、30~40分聞かれないようになってしまった」と現状を吐露。「きょうも出番が15分だけど、準備いるから13分で下りてこいと言われて、13分で何ができんねん」とチクリと話した。 それでも「なかなか若い人で担ってくれる人がいない。なんとか若い人にやってもらいたい。5分でも、何でもいいんですよ。できると30分やっただけで200万くらいくれるんですよ」と待遇の良さをアピールした。 来年2月28日に同所で人間国宝認定の記念公演も開催される。