投資銀モーリスの上級バンカー退社、NYで女性を殴り倒した動画拡散
(ブルームバーグ): 米投資銀行モーリスのシニアバンカー、ジョナサン・ケイ氏が退社した。同氏がニューヨークのブルックリン区で女性を殴り倒したと見られる動画が、インターネット上で拡散していた。
モーリスの広報担当者が退社の事実を明らかにした。ケイ氏はグローバル・ビジネスサービス・フランチャイズを率いてきたが、そのプロフィルも同社ウェブサイトから削除された。
ケイ氏にコメントを求めたが、現時点で返答はない。
ケイ氏は今月8日にブルックリンのパークスロープ地区で殴打事件を起こした際の様子を動画撮影されており、直後に休職扱いとなっていた。
ニューヨーク市警が先週公表した資料によれば、女性(38)は事件の4日後に被害届を提出。殴られたことで鼻骨が折れ、裂傷を負い、目の周りに黒いあざができたほか、地面に倒れた時に意識を失ったという。
メディアは当時、複数の匿名の情報源を基に、パレスチナ自治区ガザにおけるイスラエルの行動を巡って口論があり、その後に殴打事件が起きたと伝えた。
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原題:Moelis Banker Resigns After Brooklyn Punching Incident (1)(抜粋)
--取材協力:Sonali Basak.
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Liana Baker, Todd Gillespie