中日・福永裕基「精神的にも強くなる」今オフも関西ぼっちトレ「一人で追い込むのは大変ですから」 終盤の好調を来季につなげる
中日・福永裕基内野手(28)が15日、CBCテレビのドラゴンズ応援番組「サンデードラゴンズ」に出演し、今オフも関西を拠点に一人で自主トレすることを明かした。今季中盤から打線の中核を担った巧打者は「ぼっちトレーニング」で心身ともに鍛え上げ、2025年の目標とする全試合出場を成し遂げる。 シーズンオフの過ごし方は来季の成績を左右する。実績ある選手に弟子入りして自主トレするケースが多い中、福永は単独で古巣の日本新薬(京都)を拠点に体を動かすことを決めた。誰とも群れない理由について説明した。 「自分で黙々とやる時間が好きなのもあるし、『他の選手はどれくらいやっているんだろう』と不安になりながら練習するので精神的にも強くなる。一人で追い込むのは大変ですから」 弟子入りして刺激を受けることも考えた。ただ自身に合ったスタイルを選んだ。野球はチームスポーツ。だが大事な勝負が懸かった打席で、頼れるのは自分だけ。一人で追い込めるだけの胆力を鍛え上げていく。 成功体験も継続を後押しする。今季は開幕直後こそ2軍スタートだったものの、4月下旬に1軍昇格。三塁に定着すると、シーズン終盤にかけて調子を上げた。最終的には111試合に出場して打率3割6厘、6本塁打、32打点。「ステップアップできたシーズンだった」と振り返った。身を置く環境は変えないが、練習の質は向上させる。「トレーニングの頻度を上げていきます。最大出力の向上と瞬発力の維持を両立した体をつくりあげたい」と話した。
中日スポーツ