ウクライナに50ユーロ寄付、「国家反逆罪」で懲役13年 ロシア
【AFP=時事】ロシアのモスクワ市裁判所は8日、ウクライナ軍に50ユーロ(約8200円)を寄付したとして起訴されたアレクサンドル・クライチク被告に「国家反逆罪」で懲役13年の判決を言い渡した。 反政権派ジャーナリストに25年の実刑判決 ロシア裁判所 同裁判所はクライチク被告について、「ロシア連邦の安全保障に反する活動を支援するため、外国に財政支援」を行ったと判断したとしている。 国営メディアと人権団体によれば、クライチク被告はロシアが2022年2月24日にウクライナ侵攻を開始した2日後、ウクライナ軍への支援金を募っていたドイツを拠点とする基金に50ユーロを送金した。 人権団体「メモリアル」によると、2023年、ロシア連邦保安局(FSB)に職場を捜索され、携帯電話を押収された数日後、空路でトルコに向けて出国しようとしていたところを逮捕された。 量刑は11月1日に言い渡されたが、公表されたのは8日になってからだった。 メモリアルによると、裁判所は、34歳とされるクライチク被告について、「政治的、思想的憎悪に突き動かされていた」としている。【翻訳編集】 AFPBB News