【訃報】“ドラえもんは優しくて丁寧”大山のぶ代さん(90)死去 35年来のマネージャー明かす秘話「あの声の弱点を強みに」
35年間務めた大山さんのマネージャーが語る「母の存在」
35年間マネージャーを務めた小林明子さん: よく中学校とかでからかわれていたらしくて、お母さんが一言「弱いところがあるんだったら、その弱いところを強みにするような努力をしなさい」と。 2001年、大山さんに直腸がんが見つかります。その時に支えとなったのは結婚して37年目を迎えた夫で俳優の砂川啓介さんでした。 大山のぶ代さん: 結婚37年目で初めて経験したことで、私なりにこの夫婦ってものとか夫の対する気持ちとか考えましたね。改めて、やっぱりこの人は頼りになるというか、私にとってはかけがえのない人だと思えたし。 2005年にドラえもんの声優を降板、その後大山さんは2008年に脳梗塞、2012年にアルツハイマー型認知症を発症します。 そして2017年には最愛の夫、砂川さんが他界。その時の、大山さんは…。 35年間マネージャーを務めた小林明子さん: (大山さんが)涙ボロボロ泣くし。顔触って「お父さん」って言ってたんで、あっ分かったんだなって思って…。棺を離れましたらパッと帰るんですよ。お顔見たら分かるっていう感じでしたね。 認知症が悪化していく一方で、砂川さんへの思いはずっと変わらなかったといいます。 そして2024年9月29日。 35年間マネージャーを務めた小林明子さん: 急に心臓の心電図が落ちてきた…。安らかな顔で逝っていった。 弱みを強みにし、ドラえもんと一緒に歩んだ大山さん。 その声は、今もアニメの中で生き続けています。 大山のぶ代さん: この辺にいるんですよ。私の場合ドラえもんが。 考えるようなことがあるとそばで「それはこうですよ」なんて。いつもくっついて歩いています。 (『めざまし8』2024年10月14日放送より)
めざまし8