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「僕、いらないんじゃない?」ーーテレビから離れたヒロシ48歳、「ネガキャラ」の覚醒

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ソロキャンプを世に知らしめ、YouTuberとして不動の地位を確立したヒロシ。18年前に多数出演していたテレビから遠ざかったのは、自らの意思だったという。コロナ禍により、芸人たちの仕事が激減しているなか、どこ吹く風と独自のスタンスを貫く。「ネガティブ」だったヒロシは、なぜ現在のマルチキャリアを築くことができたのか。(取材・文:山野井春絵/Yahoo! ニュース 特集編集部)

家にテント張って寝てます

飲食、旅行、百貨店、レジャー関連…。コロナ禍がもたらす日本経済への打撃は、収束の兆しを見せない。エンタメ業界への影響も大きく、芸人たちの仕事も激減しているのが実情だ。ヒロシも例外ではなく、テレビやラジオ収録、営業の仕事は4月の時点でほぼ0になったという。 「外出もスーパーへ買い物に行くくらいで、家でじっとしてますよ。YouTubeの動画編集とかもやってたんですけど、もう撮り貯めていた素材がない状態で。いつもは仕事の合間にやっていることを、一日中できるわけじゃないですか。すぐ終わっちゃうんですよね」 数年前からキャンプにハマり、休みはいつも各地へ出かけていた。そこでソロキャンプの様子を動画で撮影。仕事の合間に自宅や移動中に編集をするという生活スタイルが気に入っていた。今では自分の山林を購入するほどのめり込んでいる。

目下、一番ストレスに感じているのは、仕事がないことよりも、キャンプに行けないこと。 「キャンプのことしか考えてなくて申し訳ないんですけど。僕は、こんな状況でも、本当はソロキャンプをやったっていいと思うんですよ。一人だし、三密も何もないですから。でも県をまたぐなというお達しだし、途中の店で買い物するだろうとか、いろいろね。だから、家にテント張って、そこで寝たりしてます」 三密回避の波はテレビの収録に影響を及ぼした。多くの芸人が集い、MCと丁々発止のやり取りをするバラエティ番組のスタイルも変化を余儀なくされている。ワイプやひな壇などの出演場所が淘汰されていく芸人たちの現状に、何を思うのだろうか。 「人に頼っていた生き方は、厳しい状態になるかもしれません。TV出演をメインにしている芸人とか、アルバイトを掛け持ちして多くのお笑いライブに出演していた若手は、ちょっと厳しいかもしれない。これまでの営業スタイルは通用しないんじゃないでしょうか。早くから、TVやライブだけでなく、ネットなどを利用した新しい稼ぎ方をしている人は、そこまでの焦りはないと思います」 所属していた大手芸能事務所を離れ、業務提携を5年間続け、個人事務所を設立。カフェを経営したり、YouTuberとして自分からコンテンツを発信する。気づけばヒロシは独自の生き方を築いていた。