札幌開幕週にあの名牝の娘が登場!【今週デビュー予定の2歳馬情報】
◆7月20日のデビュー予定馬 ●福島芝2000m ヴィジョンメーカー(牡、ルーラーシップ×タッチングスピーチ、美浦・林厩舎) 母はローズS勝ち馬、エリザベス女王杯3着。全兄キングズレイン(ホープフルS3着)、おじサトノルークス(菊花賞2着)、いとこアスコリピチェーノ(阪神JF勝ち馬)。1週前の追い切り(以降も時計は、主に1週前のもの)はウッド5F69秒6-11秒4。 「ギアが入ってからの伸びが良く、長い脚も使える持久力型。父、母に似た馬体からスタミナもありそうで、適性は芝の中長距離か」と現地記者の話。鞍上は丸山騎手の予定。 ピコチャンブラック(牡、キタサンブラック×トランプクイーン、美浦・上原佑厩舎) おじフサイチコンコルド(日本ダービー勝ち馬)、アンライバルド(皐月賞勝ち馬)。1週前追い切りは内目を回ったとはいえ、ウッド6F80秒8-11秒1の好時計。2、3週前もウッド6F82秒台を連発しており、デビューへ向け仕上がりは良さそうである。 ファイアリーホット(牡、ミッキーアイル×サンシャイン、美浦・和田勇厩舎) 母は3勝(愛知杯2着)、半兄アラタ(6勝、重賞3着3回)、おばジュエラー(桜花賞勝ち馬)、ワンカラット(重賞4勝)。追い切りはウッド5F67秒6-11秒8。なお翌日の芝1800m戦出走の可能性もある。 レッドベルダンス(牡、レイデオロ×ダンシングラグズ、美浦・手塚厩舎) 母は北米G1勝ち馬。ウッド5F69秒5-11秒3と、終いに上々の時計が出ている。鞍上は戸崎騎手の予定。 ●福島芝1200m ヴィンブルレー(牝、ナダル×グリューヴァイン、美浦・矢野英厩舎) 母は3勝。おじエングレーバー(4勝)。追い切りはウッド5F65秒9-11秒6。2週前も上々だったが、1週前は更に全体時計を1秒以上詰め、良化が窺える。なお翌日の牝馬限定1200m戦出走の可能性もある。 ●小倉芝1800m ジュンライデン(牡、レイデオロ×チェリーコレクト、栗東・友道厩舎) 半兄サトノグランツ(京都新聞杯、神戸新聞杯勝ち馬)、ワーケア(ホープフルS3着)、半姉ダイアナブライト(交流G3クイーン賞勝ち馬)、ダノングレース(福島牝馬S3着)。追い切りはCW6F82秒0-11秒3の好時計。最近の兄姉3頭は新馬戦1番人気で敗れているが、本馬は初戦からいけそうな雰囲気だ。鞍上は荻野極騎手の予定。 グレインワーク(牡、オルフェーヴル×エスメラルディーナ、栗東・池添厩舎) 母は関東オークス勝ち馬。半兄アリーヴォ(小倉大賞典勝ち馬、大阪杯3着)、おじコンシリエーレ(サウジダービー3着)。CW81秒4-11秒7の好時計をマークしている。トータルクリスティ、サラコスティと既に楽しみ馬がデビューしている池添厩舎だが、この馬も先の2頭に仲間入りしたいところだ。鞍上は松山騎手を予定。 ●札幌ダート1700m アローオブライト(牡、ヘニーヒューズ×アドマイヤアロー、栗東・渡辺厩舎) 母は2勝。おじアドマイヤデウス(重賞2勝)。函館ウッドで5F70秒台、1F12秒台半ばの時計が出ている。鞍上は藤岡佑騎手を予定。 モレポブラーノ(牡、マインドユアビスケッツ×ハラペーニョペパー、栗東・庄野厩舎) 母は3勝。半姉カルネアサーダ(5勝)。1週前は札幌のダートで5F72秒台、2週前は栗東の坂路で55秒3-12秒5の時計を出している。鞍上は鮫島駿騎手を予定。 ◆7月21日のデビュー予定馬 ●福島芝1800m ブラックルビー(牝、キズナ×メジロスプレンダー、美浦・田中博厩舎) 半兄ダノンスプレンダー(6勝)、シホノスペランツァ(現3勝、菊花賞5着)。追い切りはウッド6F81秒9-11秒3。「とても大人しく、性格的に折り合い面なども問題なさそう。適性は芝の中距離タイプか。漆黒の馬体が映え、雰囲気もある」と現地記者の話。鞍上は戸崎騎手の予定。 スティーヴバローズ(牡、ロジャーバローズ×ハッピーヴァリュー、美浦・上原佑厩舎) 半姉ヘルメット(3勝)、祖母ネームヴァリュー(帝王賞勝ち馬)。追い切りはウッド6F81秒6-11秒4。併せ馬で遅れたものの、時計は出ている。 ●札幌芝1800m ショウナンサムデイ(牝、サートゥルナーリア×ショウナンパンドラ、美浦・奥村武厩舎) 母はジャパンC、秋華賞勝ち馬。半姉パンドレア(現2勝)。函館の芝で5F64秒台、1F12秒台前半の時計が出ている。「華奢で見た目に迫力は感じないけど、芝の追い切りでは弾むような動きを見せてくれた。芝中距離 タイプ」と記者の話。鞍上は池添騎手の予定。 テリオスララ(牝、シスキン×シャンドランジュ、美浦・田島厩舎) 半兄セラフィックコール(交流含む重賞2勝)、サンライズアース(日本ダービー4着)。美浦のウッドで5F67秒7-11秒8をマークしている。新種牡馬シスキンはアクシデントのため、2歳世代は産駒が7頭のみ。そのうちの一頭キトンインザスカイが新馬戦を勝っており、本馬も注目したい。 ルージュミレネール(牝、スワーヴリチャード×タイムハンドラー、美浦・斎藤誠厩舎) おじタイムフライヤー(ホープフルS勝ち馬)。函館の芝コースで5F65秒台、1F11秒台半ばの時計をマークしている。鞍上は横山武騎手を予定。
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