【ドバイWCデー回顧】日本勢の勝利はフォーエバーヤングのUAEダービーのみ ウシュバテソーロは2着でドバイWC連覇ならず
UAEダービー 無敗でケンタッキーダービーへ
2022年はシャフリヤール、パンサラッサなど5勝、2023年はイクイノックス、ウシュバテソーロなど3勝と日本馬が大活躍。それだけに今年も牝馬3冠を達成したリバティアイランド、有馬記念を制したドウデュースなど、日本馬への期待は高まっていたが、現実はそう甘くなく、日本馬の勝利はフォーエバーヤングのUAEダービーのみにとどまった。 【大阪杯2024 推奨馬】勝率43.8%で単回率221%の黄金タッグ! SPAIA編集部の推奨馬を紹介(SPAIA) そのUAEダービーは、スタート直後からJ.オラスコアガ厩舎所属のアウトバーン、オアシスボーイが並んでレースを引っ張り、フォーエバーヤングは5番手の外を追走。同馬は最終コーナーで2番手までポジションを押し上げると、直線残り200mあたりで粘るオートバーンを振り切り2馬身差で優勝、連勝を5に伸ばした。 勝ちタイムは1:57.89。坂井瑠星騎手は「前走よりさらに馬のコンディションが良かったですし、距離も伸びてよりポジションが取りやすかったです。この馬を信頼して、自信持って乗った結果の勝利だと思います。堂々とチャンピオンとしてケンタッキーに向かえる馬ですし、そのために準備をしていきたいです」と語った。
ドバイWC ウシュバテソーロは連覇ならず2着
メインレースのドバイワールドカップは、地元UAE・B.シーマー厩舎のローレルリバーが大外12番ゲートからすんなりとハナを奪うと、後続を引き離して直線に向き、そのまま8馬身半差で勝利。前走ダート1600m・バージナハールを勝利してから距離延長の一戦だったが、そんな心配は無用の走りだった。 JRAの発売では1番人気に推され連覇を狙ったウシュバテソーロは、最後方追走から懸命に追い込むも、サウジカップで敗れたセニョールバスカドールを捉えての2着が精一杯。後方2頭目を追走したウィルソンテソーロは4着、3番手からレースを進めたドゥラエレーデは5着、C.ルメール騎手の落馬負傷で急遽O.マーフィー騎手に乗り替わったデルマソトガケは6着に終わった。
ドバイCS リバティアイランドは3着
芝2410mで争われたドバイシーマクラシックは、ポイントロンズデールが逃げる展開を、2番手から運んだゴドルフィンでC.アップルビー厩舎のレベルスロマンスが2:26.72で押し切り。2022年のブリーダーズカップターフを制した実績馬が3度目のGⅠ制覇を果たした。 2022年の覇者で3番手からレースを進めたシャフリヤールは、コース適性の高さを見せる形で2馬身差の2着。注目を集めたリバティアイランドは7番手追走から直線は外を伸びたが、2着からさらに1馬身遅れた3着まで。リバティアイランドからクビ差の4着にはジャスティンパレス、L.デットーリ騎手に乗り替わったスターズオンアースは8着と伸びを欠いた。