遠藤憲一

　俳優の松重豊（61）が10日、都内で行われた「『劇映画孤独のグルメ』初日舞台あいさつ」に出席。未発表キャストとして、俳優の遠藤憲一の出演が明らかになった。 　“グルメドキュメンタリードラマの金字塔”として国内のみならず海外でも絶大な支持を得てシーズン10まで放送されている、大人気長寿ドラマシリーズ「孤独のグルメ」。松重演じる井之頭五郎の大胆な「食べっぷり」や「心の声」が多くの共感を呼んでいる。 　松重が監督・脚本・主演を務めた本作。構想から2年半を経て完成し、釜山国際映画祭や東京国際映画祭でも上映された。観客でいっぱいの客席に感無量の松重は「映画になるなんて、夢にも思っておりませんでした」と初日を迎えた喜びをかみしめた。 　この日、未発表キャスト・遠藤憲一の出演が発表。「あらすじを書いた時から、（俳優仲間たちの）10人に1人ぐらいから『孤高のグルメ』見てますと言われるんですよ。だから、出してやろうと思って…。（若い時から）役を取り合った、かぶっているキャラクターだった遠藤さんを、井の頭公園の上に善福寺があるので、善福寺六郎という役を演じて頂いた」とオファーした経緯を説明した。 　「ポスターにも名前が載っていない。完成披露にも呼ばれていないので、悲しがっていた」とシークレット出演した遠藤の心境を代弁した松重。 　遠藤が撮影時に来ていた衣装は「僕が昔着ていた衣装です」と秘話もぶっちゃけ。衣装の“おさがり”に「サイズ合うの?」と村田雄浩から驚きの声が飛ぶと、「あうんでうよ！2人ともガリガリなので！」と笑った。サイズも息もピッタリな2人の共演にも注目だ。