日鉄呉地区跡地への複合防衛拠点、市民開放の「運動場エリア」検討 防衛省が配置案 4者協議2回目会合
広島県呉市の日本製鉄(日鉄)瀬戸内製鉄所呉地区跡地への複合防衛拠点の整備案を巡り、防衛省と広島県、呉市、日鉄による4者協議の2回目の会合が6日、広島市中区であった。同省は防衛拠点の機能の配置案を説明した。平時には市民に開放し、災害時に防災拠点となる「運動場エリア」を整備したいとの考えを示した。 【写真と地図】「運動場エリア」の配置案などが新たな示された4者協議など 防衛省は海上自衛隊呉基地近くにある日鉄呉地区跡地約130ヘクタールの一括購入を想定。民間誘致を含む装備品などの維持整備・製造基盤▽ヘリポートや物資の集積場などの防災拠点と艦艇の配備、訓練場などの部隊の活動基盤▽岸壁などを活用した港湾―の3機能を備える方針でいる。2025年度予算の概算要求で調査費約5億円を計上した。
中国新聞社