【デスペ招待】カリスマ葛西純&高橋ヒロムがレゴブロックデスマッチで鈴木みのる&植木嵩行撃破
<デスペ・インビタショナル:後楽園大会>◇10日◇東京・後楽園ホール 新日本プロレスのエル・デスペラードが招待状を送った選手たちだけが参戦できる「デスペ・インビタショナル」が後楽園ホールで開催された。 大会は出場選手も対戦カードも事前発表なしで行われ、第3試合のハードコアタッグマッチに“デスマッチのカリスマ”こと葛西純(49)と“世界一性格の悪い男”鈴木みのる(55)が登場。葛西はロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)の高橋ヒロム(34)と、鈴木は“裸足王”植木嵩行(32)とそれぞれタッグを組んで対戦した。 試合形式はマットにレゴブロックがまかれ、その上ではだしで試合する「レゴブロック・デスマッチ」。全員がはだしとなり、足裏の痛みに顔をゆがめながら、互いに相手選手たちをレゴブロックの上にたたきつけた。 最後は19分53秒、ヒロムが葛西の必殺技パールハーバースプラッシ(ゴーグルを装着し、敬礼ポーズとともに「シェー」と声を上げてからダイブするフライングボディプレス)を植木に見舞って3カウントを奪取。勝利した。 ヒロムは実は葛西の入場時、曲がかかった瞬間にノリノリとなり、左の目尻付近を何かにぶつけて、試合前から流血していた。試合後のバックステージでは葛西が「さすがの俺っちも、入場からなぜか大流血してることなんてないから」と話すと、ヒロムは「葛西さんの入場テーマを聞いてテンション上がったんですよ。そしたら何か固いものに当たって流血ですよ」と説明した。 すると葛西は「それこそデスマッチファイターの眠ってる闘志ってもんだよ。だからねヒロムくん、俺っちはそのゴーグルをプレゼントさせてもらう」と、葛西のトレードマークのゴーグルをヒロムにプレゼント。続けて「プロレスってのは点で終わらすもんじゃない。線にしないといけない。次またタッグ組むとき、それまでヒロムくんがそのゴーグルを持っていてください。楽しみにしています」と話した。 ヒロムは「俺はデスマッチが大好きです。デスマッチファイターを心の底からリスペクトしている。だからこそ、もしデスマッチをやるのであれば、一生に一度、本物のデスマッチファイターと本物のデスマッチの形式で俺はやりたいと思ってます。その相手が葛西さんになるのかは分かりません。でもこのゴーグルを受け取ったということは、そういうことだと俺は受け取りました。葛西さん、楽しみにしてます、その時を」と、将来的に葛西とデスマッチで対戦することも視野に入れていた。