「毒舌で怖い?もともとは控えめな性格なんですが…」奈美悦子 バラエティ番組の出演でいろいろ勘違いされて
「あの人なんか怖そう」「きっついこと言うな」。テレビなどを見ていると、ついそう思うことはあるかもしれません。しかし当事者も苦悩しています。数々の番組に出演するなかで、奈美悦子さんが感じたイメージづけについて、考えさせられるインタビューになりました。(全5回中の5回) 【写真】「色気のあるお姉さま感!ハンパないです」毒舌キャラの少し前の30代後半の奈美悦子さん ほか(全22枚)
■バラエティ番組の出演でなぜか「怖いイメージ」が ── 西野バレエ団の一員として16歳でデビューし、絶大な人気を博した奈美悦子さん。その後バラエティに出演し、歯に衣着せぬ発言で注目を集めるようになりました。
奈美さん:新幹線の中で、明石家さんまさんと偶然会ったのが、そもそもの始まりでした。お互い奈良県出身で、地元の話で盛り上がったのを覚えています。そのとき、さんまさんに「『さんま御殿』おもしろいですよね、今度出してくださいよ!」って言ったら、「ええか?バラエティやったことないんやろ?」なんて言いながら、番組に呼んでくれて。バラエティの経験はなかったけれど、さんまさんがうまいこと話を拾ってくれたのがよかったようです。そのころからバラエティの仕事が少しずつ入るようになりました。
でも、バラエティでいろいろ自由にしゃべっていたら、怖いイメージがついちゃったみたい。テレビ局の楽屋で出番を待っていると、「今日はよろしくお願いします」と、若いタレントさんたちが挨拶に来てくれるじゃないですか。私が「よろしくね。わざわざありがとう」と返すと、扉が閉まったとたん「怖くなかった!大丈夫だった」って、マネージャーに言っているのが聞こえてくるんです(笑)。私はどれだけ意地悪だと思われているのだろうと…。
あるとき『さんま御殿』に若いタレントと熟女タレントが集合したことがあって、さんまさんが「奈美さん、若い子をいろいろいじめているんちゃうの?」なんて言ったら、若いタレントさんたちが口をそろえて「めちゃめちゃ優しくていい人です!」と言ってくれて。「ほら見てみなよ!」という気持ちでしたね。