ハリケーンで屋根が大破したレイズ本拠地、球場内部の惨状を公開「心が砕け散った」「ゾンビ映画のワンシーンのよう」「現実のものとは思えない」ファン沈痛
フロリダ州セント・ピーターズバーグにあるタンパベイ・レイズの本拠地トロピカーナ・フィールドの屋根部分が、10月に直撃したハリケーンによって破壊された。そしてこのたび、球場内部の写真が公開された。 【画像】ハリケーン被害を受けたトロピカーナ・フィールドの内部写真 写真を公開したのは、レイズの試合などを伝えるテレビ司会者兼レポーターのライアン・バス氏。レイズと球団公式フォトグラファーのウィル・ブラゴビッチさんのクレジットを記載したうえで、自身のXで写真を公開した。 写真には、破壊された屋根がフィールド内に散らばっている様子や、破壊された看板、天井が外れて浸水の跡が見られる球場内のフードショップなどが映し出されていた。屋根のほか、スコアボードなど球場内の電子機器類の水害被害もあるという。 トロピカーナ・フィールド内部の写真を目にしたファンは、「屋根だけじゃなく、内部もダメージを受けるよな」「心が痛む」「悲しい。最悪」「これはひどい状況だ」「胸が張り裂けそう」「ゾンビ映画のワンシーンのよう」「現実のものとは思えない」「悲痛な」「心が砕け散った」「屋根なしでもできるだろうと思っていたが、こんな状況だったとは…」「2か月前まで野球が行なわれていたが、いまでは不気味な廃墟のようだ」など、沈痛の想いをSNSに記していた。 米誌『Sports Illustrated』も、「半透明のグラスファイバー屋根膜が破壊される前は、救急隊員や作業員の避難所となる予定だった。公開された写真では、外野やフィールドのファウルエリア全体に設置された緊急ベッドが確認できる。それらは、まだ散らかった中に放置されている。スタジアムのいたるところに、破片となった屋根のかけらが散乱している。メジャーリーガーが打席に立った場所からダグアウト、そしてファンがホットドッグやポップコーンを楽しんだ場所まで。本当に悲しい光景だ」と、いたたまれない心境を伝えている。 修理費用は5570万ドル(約86億円)とも言われており、トロピカーナ・フィールドは2026年まで修復の見込みが立っていない。25年シーズンは、ニューヨーク・ヤンキースが所有するフロリダ州タンパのジョージ・M・スタインブレナーフィールドを間借りしてホームゲームを開催する予定だ。 構成●THE DIGEST編集部
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