「劇場版 呪術廻戦 0」

　五条悟（CV：中村悠一）相手に時間稼ぎができるって、ある意味最強かも！「劇場版 呪術廻戦 0」で百鬼夜行当日、五条は“面倒くさそうな異人”を発見した。夏油傑（CV：櫻井孝宏）の狙いを阻止するために五条は異人を片付けて夏油のもとへと向かおうとしたが、その異人が驚くほどの強敵だった。 【映像】五条悟にボコボコにされても耐え続けるミゲル（1時間15分18秒ごろ～） 　五条悟といえば自他共に認める最強呪術師。アニメ「呪術廻戦」第2期「渋谷事変」編では、特級呪霊の漏瑚と花御を同時に手玉に取るように圧倒する姿を見せたのは記憶に新しい。そんなデタラメな強さを誇る五条を相手にしながら、五体満足で生還した人物がいた。それが夏油一派の呪詛師、海外から来たミゲル（CV：山寺宏一）だ。 　百鬼夜行当日、東京都立呪術高専のメンバーと夏油一派が睨み合う中、五条はミゲルを見つけ「1人、面倒くさそうなヤツがいるな」とつぶやいた。夏油が前線に出ていないことを不審に思い、目的を察知した五条はパンダと狗巻棘に乙骨憂太と禪院真希の護衛を指示する。自分はミゲルを倒してから後を追うつもりだった。 　戦いが始まると、五条はミゲルを吹き飛ばし建物に叩きつけるなど圧倒的な力を見せつけたが、その口から出たのは意外にも「しぶといな」の一言だった。ミゲルが持っていた珍しい“呪いが編み込まれている縄”は五条の術式を乱し、五条は明らかに手こずっていた。 　五条を足止めする任務を負ったミゲルは「ノルマまであと12分強、死ぬ気で逃げ切る」と覚悟を決める。五条が繰り出した想像を絶するほどの連打を浴び続けるも、他の術師であれば即戦闘不能となっていたであろう攻撃だったにもかかわらずそれに耐え、呪霊を壁代わりに使いながら逃げ続ける驚異的なタフさを見せた。 　「死んだら祟るぞ、夏油」と死を覚悟していたことがうかがえたミゲルだったが、夏油のもとに五条がたどり着いたときの会話から、ミゲルが10分以上も五条を足止めしていたことと、その後逃げおおせたことが明らかとなった。 　さらに、エンドロール後にはミゲルと乙骨が海外で食事をしているシーンがあり、五体満足で元気に生きている姿が描かれていた。最強・五条と渡り合ってなお元気に生きているミゲルって“ヤバい”と、ファンも驚くタフさだった。 　2021年12月に公開された劇場版「呪術廻戦 0」は、シリーズ累計発行部数1億部を超える芥見下々氏の漫画「呪術廻戦」の前日譚にあたる「呪術廻戦 0 東京都立呪術高等専門学校」が原作。 　人間の負の感情から生まれる呪いと、それを呪術で祓う呪術師との闘いを描いた「呪術廻戦」はTVアニメ第1期が2020年10月から放送され、2023年7月～12月に放送されたアニメ第2期では原作でも人気の高い「懐玉・玉折」と「渋谷事変」のエピソードが描かれた。続編となる「死滅回游」の制作もすでに決定している。 （C） 2021 「劇場版 呪術廻戦 0」製作委員会 （C）芥見下々/集英社