【ソフトバンク】小久保裕紀監督3つの秘策で逆転日本一勝ち取る
ソフトバンクは横浜でスクランブル態勢を敷く。1日は福岡から決戦の地へ移動。小久保裕紀監督(53)は 〈1〉近藤「5番・左翼」 〈2〉石川、中3日救援 〈3〉オスナ&ヘルナンデス、回またぎ 3つの秘策で逆転日本一を勝ち取ると宣言した。 恵みの“2連休”になるかもしれない。敵地で2連勝から本拠で3連敗。崖っぷちの指揮官は「3連敗した後の移動日。吉と出ると思っています」と笑った。2日の横浜は夕方から大雨の予報。第6戦は雨天順延の可能性もある。みずほペイペイ3試合で12打数0安打だった山川についても「それも移動と雨で変わります」と一変を予告した。 次戦が伸びるほどプラスになる。〈1〉の近藤は右足首捻挫が日に日に癒える。DH制のない敵地でも、9月15日のオリックス戦以来の守備を不安なくこなせる。〈2〉の石川は第4戦で5回2/3を1失点と好投した。指揮官は「あした(2日)は中2日になるんで考えないですけど(3日以降は)十分あり得ます」と不調の若手救援陣に代わって、リリーフ待機させる考えを示した。 〈3〉のオスナとヘルナンデスは今季一度も回またぎを経験していないが、心配無用。守護神オスナは「2人とも準備はできている。イニングまたぎでも何でも言ってくれ」とボスに忠誠を誓っているという。 最後に「相手より1点多く取って勝つ!」と自らを鼓舞したタカの将。第6戦は最多勝の有原、第7戦は最優秀防御率のモイネロ。2枚看板プラス捨て身の戦術で、奇跡の“横浜4連勝”を実現する。(田中 昌宏)
報知新聞社