「相棒」衝撃のラストシーン 右京、まさかの行動に「本物じゃないよねえ?」【ネタバレあり】
多賀の事件と西村の事件に首を突っ込んだことで、内村完爾(片桐竜次)刑事部長と中園照生(小野了)参事官にこっぴどくしかられる特命係。内村は捜査権がないのに捜査をする特命係は赤子以下だと断言、「おーよしよし、べろべろばあ~」と揶揄。中園は「警視庁の名探偵とか言われて、調子に乗ってんじゃないのか」と右京を怒った。
金子は、内閣情報官・社美彌子(仲間由紀恵)からの抗議電話の音声を特命係に託してくれた。「お二人はわたしが想像していた警察官と違うようですので」「上のことをちっとも聞かない、警視庁の陸の孤島のお二人だそうですね」と西村殺害犯の逮捕をあらためて頼んできた。 そして、「警視庁の名探偵と呼ばれている杉下右京です」と右京が語る動画が拡散された。乙部襲撃事件と西村殺害事件の黒幕は武智だと断言し、根拠は自身の勘だという。「名探偵のひらめきは、みなさんのような凡人の思い付きとは別物なのです」という右京の映像は、土師太(松嶋亮太)の調査では右京のパソコンから発信されていた。
果たして動画は本物なのか? 「フェイク動画だ」「さすがにディープフェイク」「まさか本物じゃないよねえ?」といった意見が多数を占め、トレンドにも「フェイク動画」が入ったが、真相は後編に持ち越しだ。 今回は、これまでにない右京がいくつか見られた。まず、自身がどこにひっかかって興味を持ったのかを、初期の段階で明確に自覚してなかったこと。「我々が首を突っ込むような事件というのは、どういうものと認識してるのでしょう」と薫に尋ね、答えさせている。謎多き不可解な事件、背後に陰謀が見え隠れする事件、オカルトっぽい事件、角田課長(山西惇)のお手伝いの事件、そして右京が興味を持った事件。薫の答えは的確で「特命係が首を突っ込むパターンの分類ができた!」「オカルトって(笑)」と面白がる声があがった。
また、所轄の刑事に対して、右京が自分たちを「所詮、掃きだめの二人に恐いものなどありませんよ」と表現し、薫が「そう、掃きだめの二人、つまり我々ゴミくずだからね」と訴えるシーンがあり、「これまでになかった特命係の比喩」「掃きだめっていくらなんでも…」という意見も飛び交った。