【MLB】今季王者レンジャーズ シャーザー離脱もカーショウ獲得を目指す方針は変わらず? 米記者が伝える
今季王者のレンジャーズは、マックス・シャーザーが椎間板ヘルニアの手術を受けて離脱し、来季途中から復帰する予定の投手を3人(シャーザー、ジェイコブ・デグロム、タイラー・マーリー)も抱えることになった。これ以上、シーズン途中から復帰する人員は必要ないように思われるが、米メディア「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタール記者によると、クレイトン・カーショウの獲得を目指す方針に変わりはないようだ。カーショウは肩の手術を受け、夏ごろまで投げられないとみられている。 2008年のメジャーデビュー以来、15年以上にわたってドジャース投手陣を支えてきたカーショウ。2021年オフに初めてFAとなり、ここ2シーズンはいずれもドジャースと1年契約を結んでプレーしてきた。来年3月には36歳となり、引退もチラつき始める年齢だが、カーショウは肩の手術を受けたあと、「来年の夏のどこかのタイミングで戦列復帰できるだろうと考えている」とのコメントを発表し、現役続行への意欲を示している。 ただし、メジャー17年目のシーズンをドジャースの一員としてプレーするとは限らない。テキサス州ダラス出身のカーショウにとって地元球団とも言えるレンジャーズが獲得に意欲を見せているからだ。カーショウはシーズン中は家族と一緒にロサンゼルスに住んでいるものの、オフシーズンは故郷のテキサスへ戻っている。レンジャーズへ移籍すれば、シーズン中も家族と一緒にテキサスで暮らせるようになるため、過去2シーズンもカーショウがFAとなった際には「ドジャース以外に契約する可能性があるとすればレンジャーズ」と言われていた。 これまでドジャース一筋でプレーしてきたカーショウが来季もドジャースでプレーするのか、それともレンジャーズへの移籍を選択するのかは、カーショウ自身の意思(と家族の意向)次第だろう。もしレンジャーズへ移籍すれば、来夏にはシャーザー、デグロム、カーショウが並ぶ豪華ローテが形成されることになるかもしれない。