【阪神】昨年優勝を決めたメモリアルデーに劇的勝利 7回3得点の猛攻&9回中野拓夢のサヨナラ打
◇プロ野球セ・リーグ 阪神4×-3広島(14日、甲子園球場) 昨年のリーグ覇者・阪神が、昨年優勝を決めた9月14日に劇的な勝利を飾りました。 9月開催された10試合で5連勝を含む7勝3敗と好調の阪神は、それまで2位につけていた広島とのカード初戦に勝利し、2位に浮上。1位巨人を猛追すべく、先発マウンドには自身最多13勝目を目指す才木浩人投手があがりました。 初回、2回と三者凡退、3回には初ヒットを許しながらも無失点に抑える上々の立ち上がりを見せた才木投手。しかし4回に坂倉将吾選手に2塁打を浴びると、4番の野間峻祥選手の犠牲フライで先制を許します。 さらに、0-1の6回には1アウト2、3塁のピンチを招くと、野間選手の内野ゴロの間に1点を奪われると、続く小園海斗選手には三遊間を抜けるタイムリーヒットを浴びて2失点。打線の援護を受けられなかった才木投手は、6回88球6安打3失点で降板しました。 一方、打線は3、4、5回と3イニング連続で先頭打者がヒットを放つも、後続続かず。エンドランの失敗や盗塁死でチャンスを逃すと、広島先発の森翔平投手の前に6回までスコアボードにゼロが並びます。 それでも広島が継投に入った7回に反撃。2番手の島内颯太郎投手から1アウト満塁とすると、広島ベンチは3番手の森浦大輔投手へスイッチ。すると梅野隆太郎選手が押し出しのフォアボールで2点差とし、なおも1アウト満塁から、続く木浪聖也選手の二遊間への打球に菊池涼介選手が飛び込んでキャッチしグラブトスしますが、2塁のベースカバーに入ったショートの矢野雅哉選手が落球。相手のミスで1点を加えると、代打・原口文仁選手が起用に応えるレフト前へのタイムリーヒットで、7回に3点を挙げて同点に追いつきました。 そして3-3の9回、広島4番手の黒原拓未投手からフォアボールとデッドボールでランナーをためると、2アウト2、3塁から2番中野拓夢選手がセンター前へはじき返すサヨナラのタイムリーで試合を決めました。 阪神が広島に2連勝で2位をキープ。昨年9月14日、18年ぶりのリーグ優勝を決めた日に劇的勝利となりました。