レノファ天皇杯8強決めた、J1鳥栖撃破
天皇杯JFA第104回全日本サッカー選手権大会は21日、全国各地で4回戦が行われた。J2レノファ山口は、山口市の維新みらいふスタジアムでJ1サガン鳥栖と対戦して2―0で勝利。クラブ史上初の8強進出を決めた。 序盤から積極的に相手の背後を突くパスを送り続けると、前半6分に結実。MF佐藤謙介のロングパスに抜け出したFW若月大和が、ペナルティーエリア左で相手を交わして右足を振り抜き、ゴールネットを揺らした。 11分にも若月が得点に絡む。ペナルティーエリア左に進入して中央にパスを送ると、走り込んだFW山本駿亮が左足でシュートを放ち、ゴール右下に決めた。 飲水タイム明けの20分過ぎからは攻め込まれる場面も増えたが必死にボールに食らいついて守り抜き、2点リードで試合を折り返した。 後半は右サイドを中心に攻撃を仕掛けた。11分にはMF末永透瑛がヘディングで、17分には山本が右足でゴールを脅かしたが、惜しくも得点とはならなかった。 終盤にかけて守勢に回る時間も多くなったが、全員が足を止めずに粘り強く守って決定機を作らせなかった。 準々決勝は9月25日、J1横浜F・マリノスと対戦する。