ゼレンスキー氏「ロシア軍がザポリージャ原発の敷地内に放火」
日テレNEWS NNN
ウクライナのゼレンスキー大統領は11日、ロシア軍が占拠を続けるザポリージャ原子力発電所をめぐり、敷地に放火されたと明らかにしました。投稿した映像からは、炎と黒煙が確認できます。 【国連総会・決議採択】ロシアのザポリージャ原発撤退求める決議を賛成多数で採択 ゼレンスキー大統領は11日、自身のSNSで、「ロシア軍がザポリージャ原発の敷地内に放火した」として、原発の敷地から炎と黒煙が上がる様子をとらえた映像を投稿しました。 「放射線レベルは正常だ」としつつも、「ロシアは世界を脅迫するために原発を利用している」と非難しました。 ロイター通信は、ウクライナの地元当局者の話として、ロシア軍が大量の自動車のタイヤに火をつけたという情報を伝えています。 一方で、原発を管理するロシア側の当局者は、ウクライナ側の砲撃が火災の原因だとしていて、火災は原発の安全性に影響を及ぼしていないと主張しています。 ウクライナ軍が、今月6日に開始したロシア西部への大規模な越境攻撃をめぐり、イギリスBBCは、クルスク原発の50キロ以内に迫っていて、ロシア軍がざんごうを掘って防御を固めていると伝えています。 ロシア軍は、ザポリージャ原発の敷地内への放火でクルスク原発に迫るウクライナ軍をけん制した可能性もあります。