J2ベガルタ仙台 MF相良竜之介「しっかりゴールを取りたい」…7日・岡山とJ1昇格プレーオフ決勝戦
J2ベガルタ仙台は5日、J1昇格を懸けた岡山とのプレーオフ決勝戦(7日、Cスタ)に向けて仙台市内で約1時間調整した。絶対に負けられない最終決戦にMF相良竜之介(22)は「メンタル的にもすごくいい状況。コンディションもうまく調整できている」と好調を口にした。 同準決勝の長崎戦(1日、4〇1)では存在感抜群のドリブルや、積極的なシュートからハンドを誘発し、先制となるPKを獲得するなど勝利に大きく貢献したドリブラー。大舞台の雰囲気には「リーグ戦でも毎試合緊張して、うまく付き合ってきた。今回もうまくやれれば」。プレッシャーを力に変え、敵地で大暴れする。 J2で2番目に失点が少なく、強度の高いハードワークをしてくる岡山相手には両サイドの攻防がカギとなる。今季のリーグ戦では、山形との「みちのくダービー」や、2位でJ1に昇格した横浜FC戦など、大一番で何度もゴールを奪ってきた。「僕の動きだしや個で(マークを)はがすことができれば、おのずと数的有利ができる。責任感を持ってプレーしたいですし、この前(長崎戦)前線で僕だけ決めてないので、しっかりゴールを取りたい」と意気込んだ。 泣いても笑っても、これが今季最後の戦い。移動も多く、全体練習も5、6日の2日間のみとハードな日程だが、あとは死力を尽くすのみ。「疲労どうこう言ってられない。ここで勝つか負けるかで天国か地獄くらい違う。自分を奮い立たせてやりたい」。圧倒的なドリブルを見せる14番が左サイドを切り開き、昇格へ導く。(山崎 賢人)
報知新聞社